反対意見を恐れるな|GMスローンに学ぶ反対意見が大事な理由

みさき みさき

 

こんにちは。“伝わる”技術研究家のみさきです。

役職に就いたり、プロジェクトのリーダーになると、誰しも自分の部下が素直で、従順な人であってほしいと思います。

自分の主張に反対意見を述べる人がいると嫌だなと思いますし、できればそういう人はいてほしくない、と敬遠する気持ちになります。

私も仕事で7人のメンバーのリーダーになったとき、自分が進めようとする計画に 何かと反対意見を述べる女性があり、手を焼いた経験があります。

女性の意見は決して反論のための反論ではなく、頷(うなず)ける部分もあったのですが、 気持ちの焦っていたその時の私は、相手の意見に耳を傾ける度量がありませんでした。

ずいぶん「あの人はこのプロジェクトにいない方がいい」という心で苦しんだものです。

あの時の自分を思い返すと、異なる意見を一つにまとめるのが大変で、その労力を避(さ)けていただけだったと反省します。

世界的経営学者であるドラッカーの本で“反対意見が生む3つの効果”を読んだ時、まず思い出したのはあの時反対意見を言っていた女性の顔です。

もっとあの時の意見に耳を傾けていればよかったなと今にして思います。

そういう自らの経験から自戒を込めて、ドラッカーのいう「反対意見が生む3つの効果」をまとめてみました。

目次

  • 反対意見の重要性とは
  • 対立の中に真実を見つける
  • まとめ

反対意見の重要性とは

ドラッカーがその経営手法を間近に観察し、分析したのが、ゼネラルモーターズ(GM)を世界一の自動車会社にしたアルフレッド・スローンです。

スローンは会議の際、全員賛成の意見は保留にし、意見の不一致(反対意見)を重んじました。

ここにゼネラルモーターズ(GM)躍進(やくしん)の理由の1つがあるとドラッカーは言います。

なぜ意見の不一致が重要なのか、その理由を3つにまとめています。

1.会議のメンバーは、力のある人に「よく思われたい」と思い、その人の意見 に同意してしまう。

それを防ぐのは、事実によって立証され、よく検討された反対意見の存在であること。

2.意思決定に間違いがあった時、反対意見で示されていた「代案」を直ちに検討できること。

3. 反対意見は会議を活性化させ、想像力を刺激する。

よく検討し尽くされ、かつ裏づけのある反対意見こそ、最も効果的な刺激剤であること。

対立の中に真実を見つける

意見の不一致により、【もっともらしい決定】が【正しい決定】に移行されるので、成果をあげる人は、意図的に不一致を作り出した上で意思決定する、とドラッカーは言っています。

反対意見を封じ込め、言わせないような空気にさせる経営者やリーダーは今も多いですが、その会社・グループは大変な損をしているのでしょうね。

反対意見でも自由に言いやすい環境作りに努めていけたらいいなと思いました。

まとめ

反対意見を聞くことは、相手に感情的になったり、意思決定まで時間を要して苦労します。
しかし、反対意見が飛び交う職場は、より正しい決定がなされ、思わぬアイデアが生まれることがあるのです。

 

職場で役職やリーダーに就いたばかりの方にお勧めの記事です。

→部下が納得できる叱り方とは?|叱る時に「抜けがち」な視点(1)

→職場の人間関係を良好にする③|利他の心で接するとは

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みさき

みさき

はじめまして。みさきです。
10年間、コンサルティングの仕事を通して学生から同年代、年上の方まで多くの方々とお話してきました。退職をして奥さんといる時間が増え、夫婦関係が上手くいかないと悩んでいる人、子供が何で悩んでいるかが分からないなど……。人間関係で悩んでいる人が多いことを知り、コミュニケーション力について学ぶようになりました。
ブログを読んだ方の心が少しでも軽くなる一助となれば、嬉しいです。
現在は「動画で学べる仏教」の制作をしています。
好きなことは、アイデアを組み合わせて新たなアイデアを作ること。砂糖を使わないスイーツ作りです。どうぞ宜しくお願いいたします。
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