人間関係に悩んだときは褒め上手を目指そう|嫌みなく相手を褒める3つのポイント

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いつもお読みいただき、ありがとうございます。
お悩み解消研究家のわかです。

先日、ある講座で褒めることの大切さを学びました。

相手が思うように動いてくれない時、私たちの心には相手に対する文句が噴出します。
実際に口に出して言う人もいるかもしれません。
ところが、そうすると相手はますます動いてくれなくなるのです。

こちらの言い分を受け入れてもらえないのは、一体なぜなのでしょうか。
それは、普段相手のことを褒めるクセがついているかどうかにカギがあるようです。

今回は、褒めることの大切さについてご紹介したいと思います。

「くれない族」になっていませんか?

私たちはついつい、相手から動いてくれることを望んでしまいがちです。
それで、「○○してくれない」という言葉になって出てくるのです。

感謝してくれない。
手伝ってくれない。
優しくしてくれない。
分かってくれない。

私自身、相手が思うように動いてくれない時、このようなことばかり言っています。
ところが、自分は相手のために動けているかを考えると、全くできていないのです。

自分のことを棚に上げ、「くれない」ばかり言っている。
私はこういう人を自戒の念を込めて「くれない族」と呼んでいます。

「くれない族」のままでは、相手との人間関係はよくならないでしょう。

与えることだけ考えよう

相手との人間関係をよくするためには、まず自分から与えることが大事だと言われます。
与えるということは、自分から相手に何かをしてあげるということです。

相手が動いてくれるのを待つのではなく、相手にしてほしいことを、自分が先に実行するのです。
感謝の言葉を口にしたり、手伝ってあげたり、優しくしたり、理解してあげる。

先手必勝で、自分から与えることを心がけると、自然と相手との関係がうまく回っていきます。

褒めることは与えること

しかし、与えるといっても難しいなあと感じる方もあるかもしれません。
その時に実践したいのが、相手を褒めることです。

「与える」ということは、相手の喜ぶことをするということです。
誰しも褒められたいという名誉欲がありますから、褒めると喜ばれます。

仏教では、優しい言葉をかけることを言辞施(ごんじせ)と言われます。
お金をかけなくてもできる親切の1つとして教えられているのです。

褒めるというのは口を動かせばよいので、心がければ誰にでもできるでしょう。

物をもらうことももちろん嬉しいですが、褒められたり優しい言葉をかけられたりしたことの方が、心に残るものではないでしょうか。

嫌みなく相手を褒める3つのポイント

では、相手に喜んでもらうためには褒める時にどのようなことを心がけたらよいのでしょうか。
3つのポイントを紹介していきます。

①三角話法で褒める

面と向かって褒めると、わざとらしく感じられてしまうことがあります。
また、相手を前にして褒めると照れくさい気持ちが出てくるかもしれません。

そういう時は、「あの人があなたのことをこんな風に褒めていたよ」と三角話法を使うと、自然な形で褒めることができます。
自分のいないところでされた話なのでお世辞ではないことが分かりますし、相手は嬉しさも倍増するでしょう。

②小さな点を見逃さず褒める

外見を褒められるのも嬉しいかもしれませんが、どちらかと言うと心を褒めてもらえた方が嬉しく感じるものです。
その人が人知れず頑張っていること、心がけていることを褒めるようにするとよいかもしれません。

それには、相手がどこにこだわりを持っているのか、どんなことを頑張っているのかを知る必要があります。
相手に関心を持って、相手のことをよく知ることで、より喜ぶ褒め方ができるでしょう。

こだわりは目に見えないからこそ、そこに気づける人は重宝されます。
小さなことほど、気づいてもらえると嬉しいものではないでしょうか。

③心から褒める

褒める時、絶対に欠かしてはならないのは心から褒めることです。

口では褒めていたとしても、心で相手のことをけなしていたら、自然と顔や態度に表れてくるもの。
そうすると、喜ばせるどころか、白々しさしか感じられません。

身体を動かすのも、口で言葉を発するのも、心が元になってのことです。
心からの言葉でなければ、相手には伝わらないでしょう。
ですから、褒める時は本当にすごいなあと思うポイントを伝えるようにするのが良いと思います。

まとめ

日頃、周りの人が自分に対して何かしてくれることを期待していないでしょうか。
「○○してくれない」と文句ばかりでは、相手の人もいい印象を抱きません。

人間関係を潤滑にするために、周りの人を褒めることを心がけましょう。
・三角話法で褒める
・小さな点を見逃さず褒める
・心から褒める

この3つのポイントを押さえて、褒め上手を目指してみませんか。

こちらの記事では、褒め言葉の例を具体的に紹介しています。

和顔愛語でみんな幸せ!(後)|優しい言葉の共通点とは?

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わか

チューリップ企画コールセンターのわかと申します。 静岡の温暖な気候の中で育ったせいか、のんびりと構えていることが多く、周囲からはよく「いつも安定しているね」と言われます。 日常の様々な出来事を物語化することが好きです。学生時代、家ではほとんどの時間を机の前で過ごし、ノートに散文を書きためる日々を過ごしていました。そんな小さい頃からの癖で、日常の出来事を無意識に観察していることがあり、見ているうちに周囲の人間関係も客観的に把握することができるようになりました。 今まで見てきた人間関係、自分自身の悩んだ経験や、日々の電話応対の中でのお客様の声などを通して、皆様の悩みに寄り添える記事を書いていきたいと思います!
心が穏やかになった人へ
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