あなたの表情は大丈夫?|気まずい人間関係にならないためには
こんにちは。”伝わる”技術研究家のみさきです。
誰でも一度は家族や友人・同僚と気まずくなり、なかなか関係を修復できずに苦労したという経験があると思います。
今まで気の合った人でも、挨拶もしなくなるほどこじれることさえあります。
実は人間関係が気まずくなるのに、「表情」が大きな原因となっていることが多いようです。
目次
相手と気まずくなるのは日常の些細なことから始まる
「こわいな」と身につまされる女性の話
ある知人女性が夫の表情に大ショックを受けたというブログを書いていました。
家でご飯を食べていた時のこと。
夫が「あんまりおいしくないかな」とか「ごめんね、これは残すね」とか言葉はオブラートに包んでくれるんだけれど、表情がもう不快感をあらわにしていて、それは漫画みたいに露骨に顔をしかめているとかではないんだけれど、ちょっとした表情が、もうちゃんとそれが不快感、嫌悪感、もしくは怒りに近い何かを表しているな…ってわかるんですよ。
言葉で優しさを与えようとしても、表情は本当に正直でごまかせないのですね…
私も実家にいた時、母にご飯を作ってもらいながらいつの間にかそれが当たり前になり、口に合わないときは露骨(ろこつ)な表情をしたり、感謝の気持ちも言わずに傷つけていたことを思い出して胸が痛くなりました。
挨拶をした時に見られていること
同僚が後輩からの挨拶に不快感を持ったと言っていました。
○○さんが挨拶をしにくるのは良いんだけれど、「おはようございます」とサッと言って通り過ぎるんだ。
こっちが挨拶を返そうという時には姿がもう見えず、眼も合わせないんだ。
あの挨拶は損をしているよな。
やはり挨拶は笑顔があってこそ気持ちが良いですね…
ちゃんと挨拶をしているのに。
言葉で傷つけた覚えはないのに、相手とギクシャクしたのは表情にあったのかと考えさせられる話でした。
大切な人と気まずい関係にならないために大切な心がけとは
2つのエピソードは言葉や体で暴力を振るったわけではないけれど、「表情」一つで相手と気まずくなることがあると知らされる話でした。
「表情」で自分(相手)の本心が伝わってしまうことが日常には多くあるのでしょうね…
お釈迦様の教えに【和顔悦色施】という精神があります。
「わげんえっしょくせ」と読みます。
優しいほほえみを湛(たた)えた笑顔で、人に接することを言います。
お釈迦様は表情がすごく大事だと教えられています。
表情一つで人を喜ばせ、ホッとさせ、元気を出させることもできれば、
人を不快にさせ、イライラさせ、不安にさせることもあります。
心していきたいことですね。
身近な人間関係に悩まれている方に、こちらの記事も紹介いたします。
⇒「家族との関係を変えたいあなたへ|今からできる3つの心がけ」
まとめ
夫婦や同僚、近い相手ほど気を抜いてしまいがちです。
表情一つが相手を喜ばせることもあれば、傷つけることもあります。
大切な相手と気まずい関係になってしまわないよう、「和顔悦色施」(わげんえっしょくせ)を心がけて末長く信頼関係を築いていきましょう。

みさき

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