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「社内コミュニケーション」の活性化には頭の中のスイッチ一つを変える

みさき
2019年8月5日

こんにちは。伝わる技術研究家のみさきです。

現代社会はテクノロジーによる情報化・少子高齢化・グローバル化がもの凄い速さで進んでいます。
東京商工リサーチの調査では、2017年に倒産した企業の平均寿命は23.5年でした。
今後ますます企業の寿命が短くなるといわれています。

そんな激動の時代をたくましく乗り切る強いチームを作るにはどうしたらいいか。実はそのカギは「社内コミュニケーション」にありました。
今回は激動の時代で勝つ「社内コミュニケーション」について掘り下げていきます。

社内コミュニケーションが上手くいかない原因

「みんな勝手なことを言う」「個性が強くて、なかなか決まらない」と嘆く人の声をよく聞きます。
みんな「意見がまとまらない」ことがうまくいかない原因と考えているようです。

では「意見がまとまる」同じ価値観同士のメンバーだったらうまくいくのか、実はそれも激動の時代は乗り切ってはいけません。
高度経済成長期なら画一的な労働力の確保が大事だったかもしれませんが、現在の世界はそれでは勝てません。

勝てるのは、社員の多様性を強みにできている組織なのです。
つまり互いの価値観の違いを認め合い、高めあうことができる組織が勝ち、価値観の違いを認めることができず、異分子として排斥する組織が負けるのです。

職場で「成果があがらない」「部下のモチベーションが低い」「他部署とのトラブルが起こる」などの原因は、お互いの違いを認め合う共通認識の欠如がほとんどです。

『超チーム力』という本にこうあります。

人はみな異なる考えを持つ。
そんなことは当たり前と誰もがわかっているはずなのに、チームを組む時に、このことを考慮する人は極めて少ない。

一番大事なのは、多様性を認める心です。

WEBデザインをしている女性の話

私はWEB制作の仕事をしており、写真をよく使います。
使用する写真の決定は、よく意見がぶつかる作業です。

先日、”50代の母と娘の付き合い方”をテーマとしたサイトページを制作することになり、この内容に合う写真をスタッフの一人が選んだときのことです。
別のスタッフがそれを見て、「なにコレは!全然ピンとこない」という反応でした。
私にとってはとても心にピタッとくる写真だったので、「エッ!?」と信じられませんでした。
あとでその人が選んできた写真を私が見たところ、それこそ「なにコレは!」でした。

30分ほど話し合いましたが、結論が出なかったので、結局2人が納得する写真をもう一度選び直すことになりました。
最後に選んだ写真は、二人ともの意見を反映した写真で、最初の写真よりずっといいもので、二人とも満足していました。
最初の写真の欠点が比較するとよく分かります。
意見の対立は大事だなと感じた一コマでした。

意見が対立するときはつい「私のほうが正しい」という心が起きてきます。
ここをグッと堪えて、お互いの違いを認めた上で議論をすると、建設的な話へと進んでいきます。
相手の違った視点が、自分にとって新たな視野となり、2人のアイデアから新たなアイデアが生まれることは多いのです。

もう一つ事例を見てみましょう。

スターバックスを一代で世界展開まで拡大したハワード・シュルツのエピソード

今でこそ顧客サービスに定評のあるスタバですが、アメリカで全国展開を始めた時には、サービスの質の低下を訴える人が続々と現れ、当時CEOであったハワード・シュルツは苦難にぶちあたっていました。

ハワードは全国展開の成功には、従業員の士気向上と顧客サービスの徹底強化が不可欠だと考えましたが、実は彼自身は競争心が高く、実力主義の独立型のタイプだったので、この分野が苦手であることを自覚していました。

そこでハワードは従業員への深い共感と顧客サービスのプロをリーダーに大抜擢したのです。
それは、自分とは真逆の性格の人物を意味していました。

自分とは正反対の人物をリーダーに大抜擢したため、最初の三年間は激論が絶えず、波乱のスタートでした。
しかしこの2人のリーダーは決裂せずにお互いを補完し合い、今では世界中で愛されるスタバへと大成長させたのです。

お互い同じようなタイプの人物だったら、激論はなかったかもしれませんが、今日のような世界的な成功はなかったでしょう。

「社内コミュニケーション」の活性化には頭の中のスイッチを一つ変える

「社内コミュニケーション」の活性化には「お互いの違いを認め合う」ことです。

一人一人、今まで「見てきたもの」「聞いてきたもの」「話してきたこと」「考えてきたこと」は、みんな違います。
誰でも知っていることですが、職場ではつい忘れてしまい「自分が正しい、相手は間違い」と思い込んでしまいます。

これでは相手は感情的になって対立するか、我慢をするかのどちらかで職場全体のストレスが大きくなるばかりです。
誰も幸せになれません。

まず一人一人違うこと、多様性を受け入れることです。

実は猛スピードで変化する現代社会で成果を出し続けるには「真の多様性のあるチーム」が強いのです。

それは真の多様性のあるチームには、次のような強みがあるからです。

  1. 得意不得意なことは各々異なり、役割分担ができる
  2. 色々なアイデアや能力を協働し、柔軟な問題解決がスピーディにできる
  3. 批判的思考がストレスではなく、成功や成長の機会と捉えられる
  4. 他者意識が高まる

お互いの違いを認め合うことは激動の現代社会に生きる私たちにとって、最強のチームワークなのです。

職場のチームワークの活性化については、次の記事にもとりあげています。

組織のチームワークで悩んでいませんか?チームワーク能力5つの要素

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はじめまして。みさきです。 10年間、コンサルティングの仕事を通して学生から同年代、年上の方まで多くの方々とお話してきました。退職をして奥さんといる時間が増え、夫婦関係が上手くいかないと悩んでいる人、子供が何で悩んでいるかが分からないなど……。人間関係で悩んでいる人が多いことを知り、コミュニケーション力について学ぶようになりました。 ブログを読んだ方の心が少しでも軽くなる一助となれば、嬉しいです。 現在は「動画で学べる仏教」の制作をしています。 好きなことは、アイデアを組み合わせて新たなアイデアを作ること。砂糖を使わないスイーツ作りです。どうぞ宜しくお願いいたします。
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