腹が立った時こそチャンス|腹が立つ相手への対処法

こうへい

こんにちは。こころの悩みサポーターのこうへいです。

新年度に入り、就職や進学などで新たな環境に入っていった人も多いと思います。
新たな環境に行くとそこでは新たな人間関係が待っています。

そこで人間関係をうまく築いていくことができればよいのですが、人間関係がこじれてしまい、悩んだり腹が立ったりすることもあると思います。

先日、こんな声を聞きました。

この人は異動で新たな職場で働くことになったのですが、職場で強い影響力を持った人に目をつけられてしまったそうです。

いやみなことを言われるだけでなく、仕事上の連絡も自分だけ伝えてもらえず、仕事にまで影響が出ているとのことです。
しかも周りの同僚たちもその影響力のある人に同調して、いやみなことを言ってくるようになったそうです。

「腹が立って腹が立って仕方がありません。仕事を辞めることも考えていますが、このままだと悔しいし、どうしたらいいのでしょうか」と言っていました。

目次

  • 腹を立てさせれば相手は不幸になる
  • 腹を立てた方が負け
  • 腹が立った時は忍耐を学ぶチャンス
  • まとめ

腹を立てさせれば相手は不幸になる

この話を聞いたとき、相手を不幸にしたければ、その人に腹を立てさせよと言われることを思い出しました。

腹を立てると私たちは言ってはいけないことを言ったり、やってはいけないことをやってしまいます。
冷静なときには思いもよらないことをしてしまうものです。

怒りに任せて暴言を吐いてしまい、信用を失ってしまった人も多くあります。
カッとなって暴力をふるい、これまでの人生設計を台無しにしてしまう人もあります。

腹を立てると腹を立てた本人が自ら破滅し不幸になっていきますから、破滅させたい人があったらその人に腹を立てさせたらいいと言われるのも分かります。

腹を立てた方が負け

これまでの話を読むと、職場でいじめてくる人に腹を立てさせればいいのかと思う人があるかもしれません。
しかし、ここで知ってもらいたいのは、相手の思い通りになってはいけないということです。

相手は私に腹を立てさせようとしています。
私がそれに乗せられて腹を立てて不幸になるのを期待しているのです。

実際はいじめてくる人はそこまで考えていないかもしれませんが、このように考えると相手の言動に腹が立ってもグッとこらえることができるようになると思います。

「あなたの狙いは分かっている。あなたの思い通りにはならないぞ」とまで思えるようになれば、精神的にも楽になると思います。

腹が立った時は忍耐を学ぶチャンス

言われっ放しでは何だか悔しいと思います。
そんなときは、こんな話を思い出してみてはいかがでしょうか。

約2200年前に中国で活躍した韓信(かんしん)という人の若いときにあったエピソードです。
韓信(かんしん)は貧しい生活を送っていましたが、のちに漢王朝を建国する劉邦(りゅうほう)に大将軍に抜擢(ばってき)されます。

すると連戦連勝を重ね、劉邦(りゅうほう)が中国を統一し漢王朝を建国するのに大いに貢献しました。
“背水の陣”という言葉も韓信(かんしん)が2万の兵で20万の相手を打ち破った戦いから出た言葉です。

韓信(かんしん)がまだ若いころ、貧しく何の地位も持たなかったときのことです。

刀を差して道を歩いていた韓信(かんしん)に、町の若者が
「お前はいつも剣を差して歩いているが、本当は臆病者だろう。その剣でオレを刺してみろ。それができなければオレの股をくぐれ」と挑発しました。

そのとき、韓信(かんしん)は黙って若者の股の下をくぐりました。

後に韓信(かんしん)は劉邦(りゅうほう)に仕えて大活躍し、楚王になりました。

楚王になった韓信(かんしん)は、以前に町で自分に股をくぐらせた若者を呼びました。
どんな刑罰を受けるかと恐れてやってきたその男に、韓信(かんしん)は中尉の位を与えて、

「あの時、この男を殺すことは簡単であった。しかしあの場でこの男を殺していれば今の地位はなかったであろう。私はこの男のおかげで忍耐することを学んだのだ」

と言ったといわれています。

自分に腹の立つようなことをしてきた相手に対して「この人のおかげで忍耐することを学んだ」と思えれば、どれほど気持ちがよいことでしょうか。

ただそうは言っても、仕事にまで悪い影響が出ては困りますので、信頼できる上司に相談するなど、可能な対応は必要かもしれません。

また転職を考えておられるなら、転職するのもよいと思います。
負けたみたいで悔しいと思われるかもしれませんが、無用な争いを避けたと考えればよいのではないでしょうか。

まとめ

腹の立つ相手に対してどのような心で対処すればよいのか、書いてみました。

そうは言っても腹立ちを抑えていくのは、大変なことです。

仏教では、怒りの心を抑えて忍耐することを忍辱(にんにく)と言われます。

忍辱(にんにく)は大変なことですから、それだけ忍辱(にんにく)は素晴らしい善い行いだと教えられます。
忍辱(にんにく)をすれば必ずやがて素晴らしい結果が来ますから、忍辱(にんにく)に心がけたいものです。

腹の立つ相手でも、ちょっと見方を変えれば、うまく付き合っていくこともできるかもしれません。
こちらの記事もぜひご覧ください。
→ 嫌味や不機嫌オーラを放つ人への健全な向き合い方とは

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こうへい

チューリップ企画で動画制作を担当しています。
大学生のときに同じことの繰り返しの毎日にどんな意味があるのかと悩みました。しかも友人に相談しても分かってくれる人がなかったことが大きな苦しみでした。
その時に読んだ仏典の言葉に励まされました。その後、講演会の運営の手伝いをする機会があり、さまざまな悩みを持って参加した多くの人たちの声を聞かせてもらいました。私も学びながら、皆さんの悩みに寄り添っていける情報を発信していけたらと思っています。
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