知らずに心をすり減らしていませんか? 情報も「食べ物」と同じです

こんにちは、みさきです。

私たちは毎日、ネットやテレビ、新聞や広告、SNS、あるいは家族や友人との会話から、さまざまな情報にふれています。

そして、気づかないうちに、そうした情報から少なからぬ影響を受けているものです。

たとえば、仲の良い友人に、ある人の悪口を何度も聞かされたとします。
実際には会ったことも、ちゃんと話したこともない相手なのに、だんだんその人のことを「きっと良くない人なんだろうな」と思い込んでしまった、なんて経験はありませんか?

たとえ「これはただの主観に過ぎないから」と冷静に受け止めたつもりでも、いったん耳に入った情報は、心のどこかに残り、私たちの感じ方や見方に影響を与えてしまいます。

この点では、情報を取り入れるということは、食べ物を食べることとよく似ているかもしれません。

ジャンクフードばかり食べていれば、健康を害してしまいますよね。
だからこそ、口にするものには気をつける人が多いのだと思います。

では、情報についてはどうでしょう?
「真実かどうか分からないけれど、面白いから」と気軽に受け取り、その結果、心を乱されたり、人に不信感を持ってしまったり……。
そんなふうに、知らず知らずのうちに悪影響を受けている人は少なくないのです。
「みんな違って、みんないい」と言われることもありますが、それが情報であっても、すべて受け入れてよいのでしょうか?

もし、発がん性のある食品を「それぞれ好みがあるから」と食べ続ける人がいたら、ちょっと心配になりますよね。
私たちは、体に悪いものはできるだけ避けたいと思うはずです。

情報も、それと同じです。
すべてを受け入れる必要はありません。

今のように、膨大な情報があふれている時代だからこそ、
「これは私にとってどういう意味を持つのか」
「どんな影響があるのか」
そんな視点で、立ち止まって考えてみることがとても大切です。

中には、知ってしまうと心がすり減ってしまうような情報や、時間やお金をムダにするような話もあります。

一方で、「これを知るか知らないかで、人生が変わる」
そんな出会いのような情報も、確かにあるのです。

なかには、「人間に生まれたからには、これだけは知っておきたい」
そう思えるほどの、大切なものもあるのではないでしょうか。

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みさき

はじめまして、みさきです。 チューリップ企画で「動画で学べる仏教」を制作しています。 10年間、旅のプランニングの仕事を通して、幅広く多くの方々とお話してきました。旅には各々の想いがあり、じっくりとお話をしながら旅のお手伝いをしていきます。人と関わる中で人間関係で悩んでいる人が多いことを知りました。 8年前に仏教とご縁があり、人間の心についてずば抜けた洞察の深さに感動して、今の仕事に至っています。日常の悩みについて仏教ではどう教えられているかを発信してゆきたいと思います。
心が穏やかになった人へ
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