コンプレックスを抱えて苦しんでいる人へ|「自分にあるものを考える」という視点

公開日:
最新日:


いつもお読みいただき、ありがとうございます。
チューリップ企画スタッフのわかです。

人と比べると、自分はなんてダメなんだろうと落ち込むことがあります。
自分に足りないものばかりが見えてきて、コンプレックスを抱えてしまうのです。

人と比べない方がいいよ、とも言われますが、わかっていても比べてしまうものではないでしょうか。
コンプレックスを抱えていると苦しいものですよね。

今回は、コンプレックスを別の視点で捉えてみたいと思います。

コンプレックスを抱えるのはなぜ?

コンプレックスは、人と比べて自分が劣っていると感じた時に出てきます。
そして、劣っている自分はダメだと感じて落ち込んでしまうのです。

私たちは比較相対の世界に住んでいると言われます。
あらゆるものを比較して判断しているということです。
暑い寒いも、高い低いも、多い少ないも、何かと比べなければ判断できないのです。

人より恵まれていたり、才能があれば自分は幸せだと思えます。
しかし、人よりも劣ったところが見えると、とたんにその幸せは薄れてしまうでしょう。

私たちは常に何かと自分を比べています。
そして多くの場合、自分より上を見てしまいますから、それによってコンプレックスを抱えて落ち込んでしまうのです。

「差」ではなく「違い」

コンプレックスを抱く時、私たちは自分に足りないものを数えています。
あの人にはお金もあるし、才能もある。
それに比べて自分は…、と相手との差を感じているのです。
では、それは本当に相手との「差」なのでしょうか?

私たちは人それぞれ持っているものも能力も違います。
相手はもちろん自分にないものを持っているでしょう。
しかし逆に言えば、自分もまた相手が持っていないものを持っているということではないでしょうか。

自分と相手の間に差があると思うとコンプレックスになりますが、それは「差」ではなくあくまでも「違い」ということなのです。

それぞれの立場で悩んでいる

でも、自分にないものを持っている人はやっぱり羨ましいかもしれません。
自分はこれがなくて苦しんでいるのに、あの人は持っているからいいなあと思います。
では、私が羨んでいる当の本人は悩みはないのでしょうか?

お釈迦さまは、「有無同然(うむどうぜん)」と教えられています。
有っても無くても、苦しんでいることには変わりがないということです。

才能がない時は才能が欲しいと悩みます。
ところが、才能があればあったで、様々なプレッシャーと戦わなければならないかもしれません。

お金でも、容姿でも、性格でも、どんなものに置き換えても同じことです。
目には見えていないだけで、それぞれの立場で悩み、苦しんでいるのが私たちなのです。

自分にあるもので勝負する

自分にないものを数え始めたらきりがありません。
もし、その事実に奮起して自分にない新たなものを手に入れられたら素晴らしいことでしょう。
ただ、多くの場合はコンプレックスを抱えて落ち込むばかりです。

周りにばかり向けている眼を、一旦自分に向けてみましょう。
自分は一体何を持っているのか。
自分には何ができるのか。
そのことをまず考えてみるのです。

自分が持っていて、まだ気づいていない部分はきっとたくさんあると思います。
そこを伸ばしたら、周りから羨まれるような自分だけの宝物が見つかるかもしれません。

まとめ

人と自分を比べてしまう気持ちは誰にでもあるものです。
そんな時、相手と自分の間に差を感じてコンプレックスを抱いているのです。

相手と自分の間にあるのはあくまでも「違い」です。
相手になくて自分にあるものがきっとあるはずです。

自分が何を持っているのか、そこを見つめて伸ばしていきましょう。

こちらの記事では、今話題の自己肯定感について書かれています。

「自己肯定感」の高い・低いは何で決まるの?「自己肯定感」の本当の意味とは

***********************************
こんなことをもっと知りたいあなたへ

「悩みの根本に向き合いたい」
「変わらない幸せを見つけたい」
「人はなぜ生きるのか…」

あなたの「なぜ?」に深く応える映画があります。
映画「親鸞 人生の目的」
The following two tabs change content below.
Avatar photo

わか

チューリップ企画コールセンターのわかと申します。 静岡の温暖な気候の中で育ったせいか、のんびりと構えていることが多く、周囲からはよく「いつも安定しているね」と言われます。 日常の様々な出来事を物語化することが好きです。学生時代、家ではほとんどの時間を机の前で過ごし、ノートに散文を書きためる日々を過ごしていました。そんな小さい頃からの癖で、日常の出来事を無意識に観察していることがあり、見ているうちに周囲の人間関係も客観的に把握することができるようになりました。 今まで見てきた人間関係、自分自身の悩んだ経験や、日々の電話応対の中でのお客様の声などを通して、皆様の悩みに寄り添える記事を書いていきたいと思います!
心が穏やかになった人へ
心が穏やかになった人へ

おすすめの記事