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「何をやってもむなしい」という人へ|ブッダが説くむなしい気持ちの解消法

わか
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いつもお読みいただき、ありがとうございます。
お悩み解消研究家のわかです。

30代の知人が、次のように話していました。

「周りの人が誘ってくれるので、様々な体験ができる場所とか、イベントに行くようになりました。
自分では料理教室にも通うようになったんです。
楽しいことは楽しい。でも、ふとした瞬間にどこかむなしい気持ちになるんですよね

むなしい気持ちはどこから出てくるものなのでしょうか。
今回は、むなしさについて考えてみたいと思います。

むなしい気持ちとは?

「むなしい」とはどんな状態なのでしょうか。
辞書で調べるといくつかの意味が出てきます。

① 形だけで中身がない。形式だけで実質が伴わない。うつろである。
② 何の役にも立たない。結果が何も残らない。
③ 確実でない。頼りにならない。はかない。
④ 根拠がない。無実である。
⑤ 魂や心が抜け去って体だけになっている。命がない。

私たちが感じるむなしい気持ちとは、空虚で中身がないような感覚のことなのでしょうね。
何をしても満たされない状態をむなしいと言っているのではないでしょうか。

むなしさの3段階

「20世紀最大の哲学者」といわれる、ドイツの哲学者 マルティン・ハイデガー は、むなしさには3段階あると説明しています。
それぞれ見ていきたいと思います。

①手持ち無沙汰のむなしさ

ドイツの片田舎で電車を待つむなしさ」のことを言われています。
私たちの日常にも、退屈な時間はあるものです。
電車やバスを待つ時間はもちろん、病院の待ち時間など、することがないとむなしいでしょう。

しかし、このむなしさは現在ではすぐに解消できます。
本や雑誌を読んだり、スマートフォンで調べ物をしたりすれば、時間を簡単につぶせるようになっていますね。

②パーティー後のむなしさ

これは、「友人宅でパーティーに参加して楽しんで、それが一区切りして自宅で机に向かう時のむなしさ」です。
花火は盛大であればあるほど、それが終わった後の静寂が際立ちます。
同じように、パーティが盛大であればあるほど、終わった後の寂しさ、むなしさは大きくなるのですね。

冒頭の知人も、様々なイベントに参加して、いろいろな人と会って刺激は受けるけれど、終わったらまたむなしくなると言っていました。
知人は、むなしいのが嫌なので、また新しいイベントに参加しては気を紛らわしているそうです。
そしてまた1人になってむなしい。
この繰り返しだと話していました。

③人間存在そのもののむなしさ

私たちが根本的にはむなしさを解消できないのは、人間の心自体がむなしいからだと言われています。
むなしいと感じては、楽しいことを探し、それが終わってまたむなしさに襲われる。
毎日この繰り返しなのではないでしょうか。

何をやってもまたむなしい気持ちに襲われるのなら、私たちがやっていることに意味はあるのだろうか。
生きていく意味ってどこにあるのだろう。

生きる意味が分からず、空虚な思いを抱えて生きているのが人間だと言われています。
だからこそ、何をやってもどこかむなしい思いになってしまうのですね。

むなしい気持ちの解消法

私たちのむなしい心を解消するには、生きる意味を知る必要があります。
その生きる意味をはっきりと教えられているのが、ブッダ、お釈迦さまです。

お釈迦さまは私たちの生きる意味を「天上天下 唯我独尊」という言葉で説かれています。

「唯我独尊」といえば、「自分だけがすぐれていると自負すること」という意味で使われています。
しかしそれは誤解で、お釈迦さまが言われた本来の意味は、「大宇宙でただ我々人間にしかなし得ない、たった一つの尊い使命がある」ということなのです。

使命とは、「生まれてきてよかった!」という幸せの身になること。
この幸せの身になることこそ、むなしい気持ちの根本的な解消法です。

では、どうすれば人間に生まれてよかったという幸せの身になることができるのか。
それは仏教に教えられています。

まとめ

誰しも、むなしい気持ちを感じたことは一度や二度ではないでしょう。
そのむなしさは生きる意味が分からないことから生じていると言われます。

お釈迦さまは、私たちの生きる意味を「唯我独尊」と教えられています。
生きる意味をはっきりさせることが、むなしさの根本的な解消につながります。

こちらの記事では、人生がつまらないと感じる原因について解説しています。

人生がつまらないと感じている人へ|人生を楽しくするカギは心の中にあります

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わか

わか

チューリップ企画コールセンターのわかと申します。 静岡の温暖な気候の中で育ったせいか、のんびりと構えていることが多く、周囲からはよく「いつも安定しているね」と言われます。 日常の様々な出来事を物語化することが好きです。学生時代、家ではほとんどの時間を机の前で過ごし、ノートに散文を書きためる日々を過ごしていました。そんな小さい頃からの癖で、日常の出来事を無意識に観察していることがあり、見ているうちに周囲の人間関係も客観的に把握することができるようになりました。 今まで見てきた人間関係、自分自身の悩んだ経験や、日々の電話応対の中でのお客様の声などを通して、皆様の悩みに寄り添える記事を書いていきたいと思います!
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