「4つの間違い行動」を変えれば人間関係はグンっと良くなる

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こんにちは、みさきです。

人間関係の悩みは、職場でも家庭でも私たちを大いに悩ませる問題の一つです。
なぜ自分は人間関係を築くのがこんなにもしんどいのだろうか。
一方で、誰とでもうまくやっていける人がいるのはなぜなのか、と疑問に思ったことはないでしょうか。

今回は心理学者ジョン・ゴットマンの研究から「人間関係がしんどくなる4つの間違い行動」とその解決策を探ります。

なぜ人間関係がしんどくなるのか?

ジョン・ゴットマンは「Four Horsemen(4つの騎士)」という人間関係を破壊する行動パターンを提唱しています。
これらは、特に密接な人間関係で繰り返されがちな、次の4つの有害な行動を指します。

【1】批判 – 相手の人格や行動を全面的に否定すること

例えばこんな発言です。

「あなたって本当にだらしないよね。どうしていつも部屋を散らかしたままなの?」
「なんであなたはいつも遅れるの?全然時間を守れないんだから」

【2】拒絶– 相手の意見や感情を無視する行動

「もういいよ、話しても無駄だから」
「ふーん、勝手にすれば」というような発言です。
会話中に相手の話を聞かずにスマホをいじったり、明らかに話を遮って自分の話をすることも含まれます。

【3】自己防衛 – 問題が発生したときに、すべての責任を相手に押し付けて自分は悪くないと主張する態度

「それはあなたが先に怒ったからだ」
「私が忙しいの知ってるでしょ?そんなの無理に決まってるじゃない!」と言い返すことは「私は悪くない、悪いのはあなた」というメッセージを送っており、嫌われます。

【4】軽蔑 – 相手を見下したり、敵意を持って接すること

侮辱や嘲笑を含む言動は、相手に対する尊重が欠けています。
「は?そんなことも分からないの?信じられない!」
「あーあ、またやったのね。ほんとに何もできないんだから」

人間関係を改善するには?

これらの「4つの間違い行動」の反対を行うことで、人間関係は劇的に改善されることがあります。

たとえば、

◆批判の代わりに、具体的な行動を指摘し、改善を求めること
(「今日の洗い物を手伝ってくれると助かるな」というように)

◆拒絶ではなく、積極的に相手の話を聞き、関心を示すこと

◆問題が生じたときは、互いに責任の一端を認め、解決策を一緒に考えること

◆軽蔑を避け、相手を尊重し、感謝の気持ちを表現すること

人間関係は、相互理解と尊重が土台です。
この「4つの間違い行動」を避け、その反対の行動を心がけることで、誰とでもより良い関係を築くことが可能です。
日々の小さな変化が、大きな違いを生むことを忘れずに、今日から実践してみましょう。

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みさき

はじめまして、みさきです。 チューリップ企画で「動画で学べる仏教」を制作しています。 10年間、旅のプランニングの仕事を通して、幅広く多くの方々とお話してきました。旅には各々の想いがあり、じっくりとお話をしながら旅のお手伝いをしていきます。人と関わる中で人間関係で悩んでいる人が多いことを知りました。 8年前に仏教とご縁があり、人間の心についてずば抜けた洞察の深さに感動して、今の仕事に至っています。日常の悩みについて仏教ではどう教えられているかを発信してゆきたいと思います。
心が穏やかになった人へ
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