「この人生でよかった」と心からうなずくには|人生の後半に見つめたい本当の幸せ

こんにちは、みさきです。
先日、70代の男性から、こんなお話を伺いました。
がむしゃらに働いてこられた日々
その方は若い頃、お金も人脈もない中で、がむしゃらに働いてこられたそうです。
失敗しても、誰かが助けてくれるとは限らない。
家族を守るため、自分の道を切り開くため、歯を食いしばるようにして、毎日仕事に向き合ってこられました。
朝から晩まで働き、少しずつ事業が形になっていく。
やがて人が集まり、声をかけられ、頼りにされるようになっていきました。
「あなたのおかげです」
「ぜひ、一緒に仕事をしたいです」
そんな言葉をかけられるたびに、
「ああ、自分の人生は充実している」
「ここまで頑張ってきてよかった」
と感じておられたそうです。
第一線を離れて浮かんできた問い
ところが、年齢を重ね、仕事の第一線から少し離れてみると、ふと心に浮かぶ問いがあると話してくださいました。
「私の人生は、本当に成功だったのだろうか」
仕事で成功された方です。
多くの人に頼られ、社会の中で役割を果たしてこられた方です。
誰が見ても、立派な人生を歩んでこられたように見えます。
けれども、ご本人の心の中には、静かな寂しさがありました。
「人が自分のところへ来てくれたのは、本当に心が通い合っていたからだったのか。
それとも、お金や仕事上のつながり、名声があったからだったのか。
今になって考えると、深い友人ではなく、ただの知り合いだったのかもしれない」
そう話される姿に、人生の後半に立った時に見えてくる、深い問いを感じました。
走り続けた先で、ふと立ち止まる時
若い頃は、前へ前へと進むことで精いっぱいです。
家族を養わなければならない。
仕事を軌道に乗せなければならない。
人に負けないように頑張らなければならない。
そう思って、一日一日を懸命に生きてこられた方は多いのではないでしょうか。
けれども、走り続けた道の先で、ふと立ち止まった時、
「私は何のために生きてきたのだろう」
「自分の人生の価値とは、何なのだろう」
という問いが、心の奥から湧き上がってくることがあります。
この男性のお話を聞きながら、私はお釈迦さまのご生涯を思いました。
お釈迦さまは、すべてを持っておられた
お釈迦さまは、もともと北インドの釈迦族の王子としてお生まれになりました。
カピラ城で何不自由のない生活をされ、文武両道にすぐれ、誰もがうらやむような環境におられたと伝えられています。
地位もある。
財産もある。
才能もある。
家族もある。
将来も約束されている。
世間から見れば、これ以上ないほど恵まれた人生です。
もし、私たちがそのお姿を見たならば、きっとこう思うのではないでしょうか。
「何を悩むことがあるのだろう」
「これほど恵まれている人が、幸せでないはずがない」
けれども、お釈迦さまは、その何不自由ない生活の中で、深い問いを持たれました。
人は、どれほど若く元気であっても、やがて老いていく。
どれほど健康に気をつけていても、病にかかることがある。
そして、どんな人も、最後は死を避けることはできない。
この現実は、王子であっても、貧しい人であっても変わりません。
若さも、健康も、地位も、家族も、財産も、いつまでも同じままではありません。
どれほど恵まれた生活をしていても、老い、病、死という現実から逃れることはできないのです。
それならば、人間にとって本当の幸せとは何なのか。
何を得れば、「この人生でよかった」と心からうなずけるのか。
お釈迦さまは、この問いを曖昧にされませんでした。
だからこそ、王子としての生活を離れ、出家されたのです。
それは、人生から逃げたのではありません。
また、目の前の幸せを嫌われたのでもありません。
むしろ、人生の本当の意味を明らかにするための、大きな出発だったのではないでしょうか。
人生の価値は、どこにあるのでしょうか
70代の男性が語られた、
「私の人生は、本当に成功だったのだろうか」
という問いも、形は違っても、お釈迦さまが見つめられた問いと重なるところがあるように感じます。
仕事で成功した。
人から頼りにされた。
お金も、名声も、つながりも得てきた。
けれど、それらが少しずつ手を離れていく時、心の奥に残る問いがあります。
「私は、何を支えに生きてきたのだろう」
「私の人生の価値は、どこにあるのだろう」
この問いは、年を重ねたからこそ見えてくる問いなのかもしれません。
こんなことをもっと知りたいあなたへ
「悩みの根本に向き合いたい」
「変わらない幸せを見つけたい」
「人はなぜ生きるのか…」
あなたの「なぜ?」に深く応える映画があります。
みさき
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