「愚痴ばかり言う夫にイライラする」夫の見方が変わる心の在り方

こうへい

こんにちは。
こころの悩みサポーターのこうへいです。

私たちは家庭、職場、地域の集まりなどさまざまな人間関係の中で生きています。
私たちが付き合っていかなければならない人の中には、尊敬できる人、親しみの持てる人もありますが、中には一緒にいたくない人もあると思います。
口を開けば誰かの悪口や文句、不平や不満の愚痴ばかりという人は、そんな一緒にいたくない人の典型ではないでしょうか。
悪口や愚痴(ぐち)を聞かされると、嫌な気持ちになり、相手に対してイライラしてしまうものです。

目次

  • 夫の愚痴(ぐち)と文句に悩まされていた女性からのお便り
  • 愚痴(ぐち)が爆発した人に親鸞聖人のとられた言動とは
  • まとめ

夫の愚痴(ぐち)と文句に悩まされていた女性からのお便り

弊社発行の月刊誌『とどろき』を読まれた方から届いた感想の中に、「文句や愚痴ばかり言う夫に長年、嫌な思いをしてきたけれど、『とどろき』を読んで夫に対する見方が変わった」という感想がありました。

その方のご主人はいつも「あれ食べたい!これ欲しい!」
そして愚痴と文句。
それを聞かされて、ずっと嫌な思いをしてきたそうです。
「もっと口を慎み、感謝して欲しい。自分はこの人よりもマシな人間だ」と思っていました。
ところが、『とどろき』に紹介されていた親鸞聖人(しんらんしょうにん)という方の言葉を聞いて、感動したとのことでした。

親鸞聖人(しんらんしょうにん)は鎌倉時代に活躍した人で、多くの人々に仏教を伝えられた方として知られています。
どんなことがあったのでしょうか。

愚痴(ぐち)が爆発した人に親鸞聖人のとられた言動とは

親鸞聖人と山伏・弁円

親鸞聖人は40歳を過ぎて、新潟県から関東に赴かれました。そして今の茨城県の稲田(いなだ)という所に居を構えられ、関東全域に仏教を伝えられました。
親鸞聖人が関東に来られた時に、茨城県で絶大な勢力を誇っていたのが、山伏の弁円という人でした。
弁円に加持祈祷(かじきとう)をしてもらうと、病気が治り、商売は繁盛(はんじょう)、災難は消滅(しょうめつ)するなど、ご利益(りやく)があると信じられ、多くの人々の尊敬を一身に集めていました。
ところが、親鸞聖人が分かりやすく仏教を伝えられると、多くの人が親鸞聖人の話を聞きに行くようになりました。
今まで自分の所に来ていた人たちが来なくなり、親鸞聖人の所へ聞きに行っていることを知った弁円に、うらみ・ねたみの愚痴(ぐち)の心が積み重なっていきました。
そしてついに愚痴(ぐち)が爆発してしまいます。

親鸞聖人を殺しに行った弁円

白昼(はくちゅう)堂々と刀を振りかざして、親鸞聖人の住まいに押し掛けたのです。
門を壊して敷地に侵入し、「親鸞、出て来い。このオレが成敗(せいばい)してくれる」と大声で叫びながら庭先で暴れ回りました。
「出てこないなら、こちらから踏み込むぞ」と弁円が玄関の前に立った時、玄関の戸がスッと開いて、親鸞聖人が出てこられました。
「親鸞か、覚悟せぇ」と刀を振りかざし迫りくる弁円。
その弁円に対して、「よく参られた」と手を伸ばさんばかりの笑顔で迎えられる親鸞聖人に、弁円の殺意は消え失せ、手から刀を落としてしまいました。
親鸞聖人の前にひざまずき、後悔の涙を流しました。
「許して下さい、親鸞殿。あなたの繁栄をねたみ、己の衰退をただあなたのせいだと憎んでいたこの弁円。思えば恐ろしい鬼であった。どうか今までの大罪、お許しください」
と懺悔する弁円に、親鸞聖人はこう言われています。

自分を殺しに来た弁円に語った親鸞聖人の言葉

「いやいや、弁円殿、あなたは正直者だ。まこと言えば、親鸞も憎い、殺したい心は山ほどあり申すが、それを隠すにほとほと迷惑している。それに引き換え、あなたは思いのままに振舞われる。素直な心がうらやましい」
弁円はこの後、うらみ・憎しみの愚痴の心一杯の自分が幸福になれる道を親鸞聖人に尋ねます。
親鸞聖人が、うらみ・憎しみの愚痴の心のあるままで、みんなが幸せになれる道を教えられたのが仏教であることを伝えると、弁円は感動し、親鸞聖人の弟子になったと伝えられています。

あなたの方が正直者?意外な親鸞聖人の言葉

親鸞聖人は、自分への悪口や愚痴をさんざん言いまくり、殺そうとまでした弁円に対して、「あなたと同じ心が自分にもある」と言われていました。
私たちはどうでしょうか。口には出していなくても、悪口や愚痴を言っている人と同じような心はないでしょうか。
自分にはそんな心は全くないと言い切れないのではないでしょうか。

さらに親鸞聖人は、「自分は恨み憎しみの心があるのに、それを隠して、立派な人のふりをして、人をだましている。それに対して思いのままに振舞っているあなたは正直者だ」と言われています。
考えさせられるお言葉ですね。

まとめ

最初に紹介した読者の方は、
「夫は私よりも正直者で心のきれいな人なのか?」と思われ、それ以来、ご主人に対する見方が変わり、ご主人のおしゃべりがストレスではなくなったそうです。
最後に、“こういう便りを書けた自分に驚き、『とどろき』に感謝です”と結ばれていました。

周りの人の悪口や愚痴話に付き合わされて、嫌な思いをし、イライラしている方は、参考にしてみてはいかがでしょうか。
相手に対する見方が変わるかもしれませんよ。

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こうへい

チューリップ企画で動画制作を担当しています。
大学生のときに同じことの繰り返しの毎日にどんな意味があるのかと悩みました。しかも友人に相談しても分かってくれる人がなかったことが大きな苦しみでした。
その時に読んだ仏典の言葉に励まされました。その後、講演会の運営の手伝いをする機会があり、さまざまな悩みを持って参加した多くの人たちの声を聞かせてもらいました。私も学びながら、皆さんの悩みに寄り添っていける情報を発信していけたらと思っています。
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