日本産の食材を使用してないから安心?|日本への偏見と韓国の愚痴

「日本産は安全安心。でも海外産は何かちょっと不安がある。」
多くの人がこのような考えやイメージをもっているのではないでしょうか。

実際にスーパーでは「国産」の表示を目立たせて、「海外産に比べて信頼がおける商品です」と強調しているものをよく見かけます。

ところが、「日本産の食材は不使用だから安全です」と言っているところがあるようです。

韓国のモスバーガーが日本産不使用をPRし物議 苦情の声が殺到

韓国国内のハンバーガー店のトレーに敷かれたペーパーにはなんと
「安心してお召し上がりください!モスバーガーコリアは日本産の食材を使用しておりません」
と書いてあるそうです。

なぜ日本産の食材を使用していないから安心と謳(うた)っているのでしょうか。

日本産の食材は放射能汚染されている?

「日本産を使っていないから安心とはどんな偏見だ」と思われるでしょうが、韓国では日本産の食材が放射能汚染の危険に晒されているというイメージがあるのだそうです。

確かに、2011年の東日本大震災によって福島第一原子力発電所事故が起こり、放射能汚染が騒がれました。

それによって、原発近くのものは放射性物質に汚染され、危険であると、嫌悪されてきたのも事実です。
しかしそれは日本の一部の地域であって、日本全土が汚染されているのではありません。
それにも関わらず、日本産=危険、というのは偏見でしょう。

ただ、モスバーガーの名誉のために解説しますと、「モスバーガーコリア」は韓国のメディアウィルホールディングス社が70%、モスバーガーが30%を出資した合併企業で、モスバーガーとしては名前を貸して、商品の作り方のノウハウを提供しているだけのようで、トレーの件は本社の知らないところで勝手になされた可能性が高いです。

また、モスバーガーが発表したお詫び文章を読みますと、一般的にこのトレーが使われているのではなく、デマの鎮静化のために一時期使われていただけのようです。

2018年2⽉以降、韓国のモスバーガー店舗で輸⼊規制がかかっているはずの⽇本⾷材を使⽤しているなどの誤った情報が韓国国内で流れ、SNSを中⼼にご批判をいただく事態となりました。
これを鎮静化するため、4 ⽉から 9 ⽉中旬まで、韓国の店舗(8 ⽉末時点 13 店舗)にてこのトレーマットを使⽤いたしました。その後、誤った情報の流布が鎮静化したため、通常のトレーマットを使⽤し、現在に⾄ります。
(参考:韓国モスバーガー店舗のトレーマットの表現に関するお詫び

ですが、日本食材に対して輸入規制がかかっていることは間違いないようで、やはり韓国には日本食材に対する偏見があることがうかがえます。

日本産への愚痴の心

仏教で教えられる煩悩の中に、「愚痴」があります。

愚痴とは相手が高く評価されていると面白くない、逆に相手が貶されていると何か楽しく思う心です。

韓国のお店としては、世界的に日本の食は安心安全と評価されているのが面白くなく、日本産は汚染されて危険という偏見を植え付けているのかもしれません。

とんちで有名な一休さんは、

今日ほめて 明日悪くいう 人の口 泣くも笑うも 嘘の世の中

といっています。

人が口で言うことは、自分の都合のよいことは良いように言いますが、自分の都合の悪いことは悪いように言います。
そんなことで一喜一憂していては、身が持ちません。

浄土真宗を開かれた親鸞聖人は、そのような都合によってコロコロ変わる人の言葉に臆することなく、ただひたすらに絶対の幸福のあることを明言し、教えていかれました。

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龍慈

チューリップ企画のタブレットのアプリ開発を担当しています龍慈(りゅうじ)です。タブレットを使っていただいているお客様とお話していると、喜ばれている方もあれば、こんなことで困っていると言ってこられる方もあります。 私も日々悩むこともありますが、いろいろな人に話を聞いてみると、案外同じことで悩んでいたり、解決方法が見えてきたりすることがよくあります。 お客様の喜びの声が、何よりも私の喜びであり原動力です! システム開発に止まらず、お客様みなさまのお悩みの解決に少しでもお役にたてるよう、情報発信していきます。
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