自分の中の「仮説」を変えれば、割とすぐに生き方は変えられる(2)
こんにちは。みさきです。
世界で200万部を超えるベストセラー本『FACT FULNESS』には、私たちには10の思い込みがあり、賢い人でも世界について正しく見られていない実態が具体例をあげて示されていて、興味深いものでした。
思い込みにより世界の見方が間違っていれば、社会問題の解決もできるはずがないのだな、と納得させられました。
思いこみを引き起す一つに「単純化本能」というのがありました。
一つの視点だけで、自分は世界を理解している、という本能です。
自分の知識や経験だけを物差しとして、物事を判断してしまうのは、人間の持つ「単純化本能」に由来するとのこと。
今問題になっている新型コロナウィルスについて、フランスに在住の中国人や東アジアの人たちの風当りが冷たくなっているというニュースがありました。
中国に渡航しておらず、何十年もフランスに在住している中国人が街中で「ウイルス」と心無い言葉を浴びせられたり、嫌がらせを受けたという声があがっていました。
そんなことからヨーロッパやアメリカ在住の中国人の中で、外出するのが恐ろしいという人もありました。
中国でウイルスが発生し、感染が広がっているため看過すべきことではないにせよ、中国人すべてを感染者のように見てしまうのは「単純化本能」が働いているからだといえます。
同じことが各人の人生においても言えると思いました。
職場や家庭で、常に「相手が悪い、自分が正しい」と思っていれば、思考が止まってしまい、新しい視点を取り入れることができません。
自分に賛成してくれる人とばかり話したり、自分の考えを裏付ける例を集めてばかりいるより、意見が合わない人や反対してくれる人に会い、自分と違う考えを取り入れることが、世界を理解する素晴らしいヒントとなります。
私たちは、これまでの自分の生き方を変えたいと思いますが、なかなか変えられないでいます。
どうして自分の生き方を変えられないのか。
どうしたら変えられるようになるのか。
これは気合いや勇気で変わるものではありません。
自分の中にある「思い込み」を壊していくこと。
これしか変えられる道はありません。
生き方を変えるには、自分の持つ「思いこみ」をアップデートしていくことが最重要です。
「こうに違いない」との自分の思いがアップデートされると、同じものを見たり、聞いたりしていても、まったく世界は異なったものになります。
思いが、その人の判断、選択、言動、人生を決めてしまうのです。
あなたの悩みが少しでも軽くなり、心穏やかに過ごせますように。
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みさき
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