人を動かすには何が必要?問題に気づくように誘導することから始めよう


いつもお読みいただき、ありがとうございます。
お悩み解消研究家のわかです。

知人からこんな話を聞きました。

「来年就活が始まる大学院生の後輩がいるんですが、一足早く企業の面接を受けられることになったそうなんです。
先方から面接と合わせて小論文を提出してほしいと言われてるけれど、特に締め切りなどは言われなかったそうで…。
本人は論文を後回しにしてバイトしたり、友だちからの誘いを優先しています。
ただ、どう考えても早く小論文を提出したほうがいいと思うんですよね」

知人は「バイトしてる場合じゃないよ、早く小論文をやったほうがいいよ」と話したそうですが、一向にやる気配はないそうです。
こちらが心配してどれだけ言っても、本人が動こうとしないこと、よくありますよね。

今回は、どうしたら人に動いてもらえるのかを考えてみたいと思います。

動かないのは自分の問題になっていないから

冒頭の話は、その後輩自身の話なのに、なぜ動こうとしないのでしょうか?
それは、まだ自分の問題になっていないからにほかなりません。

締め切りを言われなかったからといって、提出がいつになってもいいわけではないと思います。
企業側にどういった考えがあるかわかりませんが、自分から締め切りを確認して動けるか、言われなくてもスケジュールを決めて提出できるかのテストということもあり得るでしょう。

先輩は社会人なので、自分の経験からどのように動くべきか、ある程度予測がつきます。
しかし、後輩は社会経験がほとんどないので、言葉どおりに受け取ってしまっているのでしょう。

ですから、先輩側はとても心配しているのですが、本人はまだ大丈夫と思っているのです。

問題には直面するまで気づかないもの

このように、本人が問題意識を持たないと動く気になりません。

子どもたちの宿題などもそうだと思います。
親は早めにやったほうが後でつらい思いをせずに済むだろうと、「早くやらないと後で大変よ」と言うでしょう。
しかし、子どもはまだまだ遊びたいので、親の言葉には聞く耳を持ちません。

本人が気づくのは、夜寝る時間になって、宿題をやっていないことの問題に直面したときです。
自分自身が壁にぶつかって初めて、動かなければという意識に変わるのですが、それでは手遅れなこともあるのです。

人を動かすのに必要な2つの要素

人が動くには、2つのことを意識する必要があります。
必要性と緊急性です。

➀必要性

必要性とは、自分に必要かどうかという点です。
小論文を書くことが自分に必要かどうか。
宿題をやることが自分に必要かどうか、ということです。

もし、どうしても入りたい会社で、そのために小論文が必要という意識があれば、是が非でもやるでしょう。
宿題をやることで力がつき、勉強ができるようになると思えば、自分から動くはずです。

自分にはまだ必要ない、やっても意味がないと思っているうちは、動く気にはなりません。
ですから、自分にとって重要な問題だと気づくかどうかがカギになるのです。

➁緊急性

これは今やらなければいけないものか、という視点です。
後回しにしても問題ない。
まだまだ締め切りは先だから大丈夫。

緊急性がないものはついつい後回しにしてしまうものです。
もしも、急いだほうがいい、今しかやる時間がない、ということに気づけば、最優先で動くはずです。

冒頭の小論文の話は、締め切りを言われていないから今やらなくても大丈夫、という意識が働いているのです。
そこを急がなければいけないことだと自覚しないと、動く気にはならないでしょう。

問題を自覚させるには?

では、問題を自覚してもらうにはどうしたらよいでしょうか。
まず必要なのは、「やらなかったらどうなるか」を考えてもらうことではないかと思います。

やらなかったらどうなるかは周りの人からさんざん言われますが、そもそも本人は聞いていないのです。
ですから、自覚してもらうためにも自分で考え、想像してもらわなければなりません。

それには、「本当にやらなくていいの?」と質問を投げかけてみるのがいいと思います。
質問を投げかけると自分の頭で考えて返事をしますから、その時点で自分の問題になります。
「今必要なことなんだ」と気づくように、質問しながら誘導してみてはいかがでしょうか。

本人も心のどこかではやらないといけないと思っているはずです。
問題が自分のことになれば、自然と動き出すでしょう。

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わか

わか

チューリップ企画コールセンターのわかと申します。 静岡の温暖な気候の中で育ったせいか、のんびりと構えていることが多く、周囲からはよく「いつも安定しているね」と言われます。 日常の様々な出来事を物語化することが好きです。学生時代、家ではほとんどの時間を机の前で過ごし、ノートに散文を書きためる日々を過ごしていました。そんな小さい頃からの癖で、日常の出来事を無意識に観察していることがあり、見ているうちに周囲の人間関係も客観的に把握することができるようになりました。 今まで見てきた人間関係、自分自身の悩んだ経験や、日々の電話応対の中でのお客様の声などを通して、皆様の悩みに寄り添える記事を書いていきたいと思います!
心が穏やかになった人へ
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