忙しくてついイライラ…。「なんで自分ばっかり」と思った時の対処法


いつもお読みいただき、ありがとうございます。
お悩み解消研究家のわかです。

友人の会社は、毎年春ごろが一番忙しいそうです。
忙しいと心に余裕がなくなり、周りの人についついきつい言動を取ってしまうと言っていました。

忙しいとイライラしてくることは誰にでもあるでしょう。
今回は、イライラした時に実践していただきたい考え方を紹介します。

イライラするのはなぜ?

忙しい時にイライラするのはなぜなのでしょうか。

腹が立つ原因の一つに「欲が妨げられること」があります。

自分が楽しみにとっていたお菓子を食べられてしまった。
大勢の同僚の前で失敗を指摘され、恥をかいた。
そういったとき、欲を妨げた相手に対して腹が立ってくるのではないでしょうか。

お菓子を食べられた時は、「美味しいものが食べたい」という食欲が妨げられます。
大勢の前で失敗を指摘するのは、「恥をかきたくない」という名誉欲を妨げる行為です。

忙しい時にイライラするのは、「楽がしたい」「頑張りたくない」という睡眠欲が妨げられるからでしょう。
早く終わらせて休みたいのに、誰も手伝ってくれなかったり、別の用事を言いつけられると、相手に腹が立ってくるのです。

心がイライラしたときの対処法

誰にでも睡眠欲がある以上、忙しくてイライラするのは仕方ないことかもしれません。

しかし、忙しくてもあくまで冷静に対応している人もいます。
どのように考えれば、イライラを落ち着けることができるのでしょうか。

①自分だけが大変なわけじゃない

忙しい時に思うのは、「なんで自分ばっかり」ということです。
自分はこんなに忙しいのに、のんびりしている人、暇そうにしている人を見ると、怒りの心が燃え上がってきます。

しかし、そういう時に「大変なのは自分だけじゃない」と思ったら、どうでしょうか。
主人は家でゴロゴロしてばかりいる。だけど、会社ではいろいろ仕事を抱えて大変なんだろう。
あの部署の人は今は余裕がありそう。きっとこの時期は落ち着いているだけなんだ。

「呑気と見える人々も、心の底を叩いて見ると、どこか悲しい音がする」
『吾輩は猫である』(夏目漱石)

たとえ表面上は落ち着いているように見えても、それが真実とは限りません。
表に出していないだけで、皆それぞれに苦労しているのではないでしょうか。

②忙しいからこそ向上できる

忙しいと暇そうにしている人が羨ましく思えます。
それは当然のことでしょう。

では、同じ時間で楽をした人と、精一杯頑張った人とでは、楽をした人の方が得なのでしょうか?
おそらく、そうではないと思います。

「まかぬ種は生えぬ。まいた種は必ず生える」と言われます。
忙しい中、やるべきことをこなした人は、それだけの経験を積んだことになるでしょう。
それは、楽をした人には決して手に入らないものです。

誰でも彼でも仕事を任されるものではありません。
忙しいということは、それだけ信頼され、頼りにされているということの表れではないでしょうか。

まとめ

忙しいとイライラしますが、それは「楽がしたい」という睡眠欲を妨げられるからなのでしょう。
誰にでも欲はありますから、ある意味仕方のないことです。

しかし、忙しさも別の方向から捉えてみると印象が変わります。
・自分だけが忙しいわけじゃない
・忙しいからこそ向上できる

時には休んだり、効率化を考えることも大事ですが、忙しさも自分の糧にして進んでいけるといいですね。

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わか

チューリップ企画コールセンターのわかと申します。 静岡の温暖な気候の中で育ったせいか、のんびりと構えていることが多く、周囲からはよく「いつも安定しているね」と言われます。 日常の様々な出来事を物語化することが好きです。学生時代、家ではほとんどの時間を机の前で過ごし、ノートに散文を書きためる日々を過ごしていました。そんな小さい頃からの癖で、日常の出来事を無意識に観察していることがあり、見ているうちに周囲の人間関係も客観的に把握することができるようになりました。 今まで見てきた人間関係、自分自身の悩んだ経験や、日々の電話応対の中でのお客様の声などを通して、皆様の悩みに寄り添える記事を書いていきたいと思います!
心が穏やかになった人へ
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