妻を亡くした悲しみから立ち直るには?孤独を救ったブッダの言葉

九条えみ 九条えみ

こんにちは。九条えみです。

会社では月刊誌『とどろき』などの電話注文を受けています。

『とどろき』を読まれるきっかけで特に目立つのは「大切な人を亡くした悲しみ」から心の支えを求めて購読したいというお声です。

中でも長年連れ添った伴侶との死別の悲しみは想像も及びません。
特に妻を亡くした悲しみから立ち直れず苦しんでいる男性は多いようです。

・妻と死別後、半年以内の死亡率が独身者に比べて40%も上昇
・死別後1年でうつ病を発症する率は15%アップ
・1年以内の自殺率も66倍にハネ上がる

(参考:1年以内の自殺率は66倍…妻を失った老いた父、子供はどう支える?

妻を亡くした悲しみは心身に大きなダメ―ジを与え、時には生きる気力を無くしてしまうほど深刻です。

弊社に寄せられた実際のお声を一部ご紹介いたします。

妻を亡くした男性の悲しみの声

妻を亡くして10年。
生きがいを無くし、それから毎日ボーっと生きてきました。
(73歳・男性)

 

妻が3年前に癌にかかり医者から3年の命と言われその通りに亡くなっていきました。
今年の11月29日がその一周忌です。

私は、妻を亡くして生きがいを無くし希望も無く、生きる力を無くしてしまいました。

妻の一周忌までに自殺をしたいと思い、この1年間全部を整理してきました。
体の調子が悪く働く事ができなくなると思うと生きる希望が持てないのです。
息子は私の気持ちを理解してくれず、それも影響しています。

(62歳・男性)

 

半年前に妻を亡くました。
この先どう生きていけばいいか分からなくなり、生きることに「もういい」と思いかけています。
(77歳・男性)

奥様を大切に思われていた分、悲しみの底も余計深くなるのだとお察しします。

妻を亡くした孤独が救われた60歳男性

60歳のKさんは、奥様との死別を縁に『とどろき』を読まれるようになりました。
購読の理由を次のように答えてくださいました。

「33年連れ添った妻をガンで亡くしました。

病気が分かった時にはすでに余命3カ月でした。
本当に3カ月であっという間に逝ってしまいました。
53才でした。

現実のこととしてなかなか受けとめることができないでいます。

あの世で今どうしているのか?
この世に残された自分の使命は何か?

人生のはかなさや生きる意味などを夢の中に居るような感じで考えています。」

奥様を亡くされた喪失感が伝わってきます。

最近、そのKさんから『とどろき』平成30年5月号を読まれた感想が届きました。

「私たち旅人は無人の広野を一人で歩いているという人生の寂しさを実感しています。
2年前に妻が亡くなってから感じるようになりました。
でも仏教の教えに孤独から救われています
仏教の真髄に触れさせていただき感謝、感謝です。」

Kさんが孤独から救われたと喜ばれた内容は、『とどろき』平成30年5月号の特集記事だと思います。

妻を亡くした孤独を救ったブッダの言葉

5月号の特集記事では、世界的文豪・トルストイも称賛したという、ブッダの説いた寓話を紹介しています。
その寓話とは「人間」とは何かを教えられたものです。

「旅人が木枯らしの吹く秋の夕暮れに、果てしない無人の広野を独りトボトボと歩いている」という所から寓話は始まります。

旅人とは、私たち人間のことを例えています。

その旅人が「木枯らしの吹く秋の夕暮れに、果てしない無人の広野を独りトボトボと歩いている」とあるのは、人生の寂しさを例(たと)えたものです。どんな寂しさでしょうか?特集記事の一部をご紹介します。

今年1月、イギリスで「孤独担当大臣」が新設されました。
900万人以上が孤独を感じているというイギリスでは、月に1度も友人や家族と会話をしない高齢者が20万人に上ります。また、400万人以上の子供が孤独を訴えているともいわれます。そんな孤独は心と体の健康をむしばみますから、問題解決のために設けられた役職なのでしょう。

日本でも「孤独死」が社会問題化しているように、内外を問わず、“孤独”は大きな問題です。
種々の対策を施せば、癒される孤独もあるでしょう。しかし“一人じゃ孤独を感じられない”と歌った人もあるように、物質に囲まれ、肉親や友人に恵まれていても、“寂しい”と深く感ずる人があります。社会的政策だけでは、どうにも埋められぬ心の空洞が、私たちにはあるのです。

その理由をブッダは、

独生独死 独去独来(どくしょうどくし どっこどくらい)」
(独り生まれ、独り死し、独り去り、独り来る)と経典に説かれています。
「肉体の連れはあっても、魂の連れがないのだよ」と言われるのです。

大勢に囲まれても寂しいのは、私の「心」を分かってくれる人がいないから。たとえ親兄弟、夫婦、親友でも、何一つ隠さずに、心中をさらけ出すことができるでしょうか。
心の奥底をよくよく見てみると、とても言葉にできないものを、誰もが抱えています。
その悩みや苦しみを、完全に理解してもらえたら、どれほど救われることでしょうか。この孤独の根本的解決が、生きる意味といってもよいほどです。しかし、現実に一人一人の本心は、他人がのぞき見ることはできません。それどころか自分自身でも知りえない、秘密の蔵のような心があると、仏教では説かれています。
この、いかんともしがたい人生の寂寥(せきりょう)を感ずることが、実は人生を意味あるものにするのだと、ブッダはこの例え話で説かれているのです。

『とどろき』平成30年5月号より)

Kさんは、
「『とどろき』を読むようになって、人生を生きるのに迷いが無くなりました。
人生の目的、生きる意味が分かりました
妻を亡くした淋しさ、辛さは現在もありますが、それを乗り越えて行ける気がします。
死を身近に感じるようになり、1日1日を大切に精一杯生きるようになりました。」
と語られ、明るく前向きに過ごされているようです。

妻を亡くした悲しみを胸に仏教を学ばれたら、より大きなものを得るのだろうと思います。

「母親を亡くしてから、父親の元気がない」と悩まれている方もあると思います。
父親を支える選択肢の一つとして次の記事を参考にしてみてくださいね。

妻に先立たれた夫は長く生きられない?そんな父親が明るく生きるには

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九条えみ

九条えみ

こんにちは、九条えみです。会社では主に電話でのお客様サポートや、仏教月刊誌『とどろき』の朗読版に声を吹き込んでいます。生まれた時からニコニコしていたらしく、母につけられたあだ名は「ころニコ」お餅が笑っているような赤ちゃんでした(笑)心の機微に関心が強く、相手が望んでいる言葉は何だろうか?と自然と考えるようになっていました。感受性が強いのか繊細さに悩むこともありますが、 モットーである「笑顔」と「言葉」を軸にして、同じ悩みを持つ方に寄り添うような記事を書きたいと思います。音楽、オシャレ、効率化が好きです(^^)♪
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