感謝すると幸福感が上がり健康になる!心身への恩恵9選
感謝すると心身ともに健康になることが様々な研究で明らかになっています。
今回は、感謝がもたらす心身への恩恵を具体的に掘り下げていきます。
目次
感謝がもたらす心身への恩恵
スコット・アラン著の「GRATITUDE 毎日を好転させる感謝の習慣」で書かれていた恩恵をまとめました。
①ストレスを軽減し、不安をやわらげ、抑うつを防ぐ
・過去の出来事を悔やんだり、将来起こるかもしれないことを心配するとストレスや不安につながる。一方、感謝は「現在のこと」に意識を向かわせ、いまの現状を肯定することで、満ち足りた気持ちになる。
・抑うつの主な原因は、失敗や挫折にともなう絶望感。感謝は、ふだん受けている恩恵に気づくことで、絶望感から立ち直るのに役立ち、抑うつを防いでくれる。
②考えすぎを防ぐ
・感謝はネガティブ思考を抑え、考えすぎを防いでくれる。
③熟睡できる
・人間関係や、仕事、家庭、健康、お金など、何か心配事があると睡眠不足の原因になるが、感謝の心をもつと不安がやわらぐことで、熟睡できる。
・就寝前に感謝している事柄を思い浮かべると、睡眠の質が上がる。
④心臓と脳の機能が向上する
・心不全のリスクのある患者の心臓の機能が向上する。
・脳の機能が向上する。
⑤免疫力を高める
・手術後の速やかな回復や免疫力の向上に好影響を与える。
・血圧が安定する。
・精神疾患にもかかりにくくなる。
⑥逆境から立ち直る力が強くなる
・研究で感謝の心を持つように指示されたグループと、そうでないグループに分けたところ、前者が逆境に見舞われたときに立ち直る力が強いことが判明。
⑦寿命が延びる
・感謝することで、より幸せを感じ、ストレスが和らぎ、精神的に好影響を与える。
・肉体的にも健康になるので、寿命が延びることに繋がる。
⑧活力が湧いてくる
・感謝の心と活力の間に明確な相関関係があることが研究で判明。
・幸せホルモンのドーパミンとセロトニンのレベルが上がることで、自信と意欲を高めることに繋がる。
⑨より運動するようになる
・96人のアメリカ人を対象とした研究で、感謝の日記をつけている人たちは、そうでない人たちよりも週に平均40分多く運動することが判明。
感謝が幸せを生む理由
ブッダは幸せになる善い行いの一つに「心施(しんせ)」を教えられています。
心施(しんせ)-心から感謝の言葉を述べること
「あなたのおかげです」「こんなに助けてもらっている」といつも周りの人の感謝して、事あるごとに感謝を伝える人は、周囲の人から愛され、大切にされるでしょう。
反対に、「この人はこんな欠点がある」「あの人がこうしてくれない」と不平不満ばかり思い、また言動に現わすと、人が離れていき、大切にされないでしょう。
私たちは、家族や仕事、地域の人など、人間関係の中で暮らしています。
「嫌われる勇気」で知られる心理学者のアドラーは「すべての悩みは対人関係の悩みである」とまで言っています。
人間関係が好転するか、悪化するかは、幸福感に大きく影響するといえましょう。
感謝を伝える心施(しんせ)を実行していきたいですね。
九条えみ
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