妻に先立たれた夫は長く生きられない?そんな父親が明るく生きるには

こうへい

こんにちは。こころの悩みサポーターのこうへいです。

先日、参加した講演会で、妻に先立たれた男性の平均余命は短くなってしまうという話を聞きました。
(ちなみに、夫を亡くした妻の平均余命は長くなるそうです)
子どもと離れて暮らしている高齢者の夫婦が増えている中、自分の父親は大丈夫だろうかと心配に思われる方もあると思います。

「妻に先立たれた夫は長く生きられない」と言われるデータとその原因

2010年に放送されたNHKのクローズアップ現代の中では、
平均すると配偶者に先立たれると、男性は妻の死亡後3年で亡くなるというデータが示されたそうです。

また、こんなデータもありました。

  • 妻との死別後、半年以内の死亡率が独身者に比べて40%上昇
  • 死別後1年でうつを発症するケースが15%上昇
  • 1年以内の自殺率が66倍に跳ね上がる

恐ろしいデータですね。

その理由としては次のようなことが考えられるようです。

  • 男性は妻に対する依存度が高く、家事が苦手であるために、生活の質が低下してしまう
  • 自分が先に死ぬと思っている人が多く、喪失感が大きい
  • 悲しみや後悔を誰にも言わず、抱え込んでしまう人が多い
  • 女性に比べて地域の人との人間関係が希薄な人が多い

父親より母親が先になくなってしまったときに、どう支えればよいのか

父親より母親が先になくなってしまったとき、父親をどう支えればよいのでしょうか。
大切なことはそばにいることだと言われます。
子どもが同居したり、こまめに帰ってそばにいることがベストではありますが、離れて暮らしていて難しい場合は、地域の保健所や民生委員、近所の信頼できる人に頼るのもいいようです。

父親が一人暮らしになり、衰えて元気がなくなってしまう姿を見るのはつらいものがあります。
よりお父さんが、前向きに生き生きと過ごすにはどうしたらいいのでしょうか。

ここで“誰かのために頑張る”生き方を勧めてみることを提案します。
私たちは“自分のため”よりも“他人のため”の方が頑張れることがあります。
特に男性は「助けてほしい」と頼まれるとやる気を出される方が多いように思います。
「一緒に行こう」と誘うと断る人でも、「車を運転してもらいたいので」と話をすると、「それじゃ、仕方ないな」などと言って、一緒に行かれる人もありました。
“誰かのため”に頑張ると、相手の人も喜びますが、頑張った人自身が元気で前向きな気持ちになれます。

仏教ではこのことを自利利他(じりりた)と教えられます。
利他(他人を幸せにすること)がそのまま自利(自分が幸せになること)になるということです。

他人のために頑張ることが、そのまま自分が元気で前向きになることになるのです。
実際、私がイベントの手伝いに行くと、いろいろと手伝って下さったり、差し入れを下さったりする年配の方が何人もおられます。
それらの方は皆さん、とても若々しく、生きる力にあふれておられます。

このことについてはこちらの記事で詳しく書かれていますので、こちらもぜひご覧ください。
心身を健康にする!?親切がもたらす心身への健康

誰かのために頑張ることとは、具体的にどういうものがあるのか

誰かのために頑張ると言っても、具体的にどのようなものがあるでしょうか。

まずは、ボランティアやシルバーの仕事です。
シルバーの仕事は、報酬が貰えますが、お金のためというよりも、他人に喜んでもらえることにやりがいを感じている人も多いそうです。

ボランティアの効果については、こちらの記事で紹介されていますので、ご覧ください。
ボランティアなんて無意味?|ボランティアで得られる3つの効果

他には、地域の集まりやサークルに参加することです。
ただ参加して楽しむのもいいですが、“誰かのため”という観点からすると、準備や片付けなど運営上必要なことをするのがよりおすすめだと思います。
皆さんが集まるのに、自宅を提供すると、家の掃除もできますし、お茶を出すなどのさまざまなおもてなしをすることにもなりますから、とてもすばらしいことだと思います。

経済的に厳しい若者に自宅の部屋を提供し住んでもらうことも考えられます。

まとめ

妻に先立たれた男性は精神的、肉体的に危険な状態になってしまう可能性が高いと言われます。
自分の父親がそのような立場におられたら、そばにいることが大切だと言われています。
“誰かのために”頑張ることでより前向きな生き方ができるようになります。
人によって心の状態も、置かれている環境や立場が違いますので、何がよいとは一概には言えませんが、選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。

 

この記事は日刊ゲンダイの2013年11月4日の記事参考にさせて頂きました。

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こうへい

チューリップ企画で動画制作を担当しています。
大学生のときに同じことの繰り返しの毎日にどんな意味があるのかと悩みました。しかも友人に相談しても分かってくれる人がなかったことが大きな苦しみでした。
その時に読んだ仏典の言葉に励まされました。その後、講演会の運営の手伝いをする機会があり、さまざまな悩みを持って参加した多くの人たちの声を聞かせてもらいました。私も学びながら、皆さんの悩みに寄り添っていける情報を発信していけたらと思っています。
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