移動映画館で「心の復興」を届けよう!|チューリップ企画の事業とは

わか わか

いつもお読みいただき、ありがとうございます。
チューリップ企画スタッフのわかです。

チューリップ企画が本社を置く富山県といえば、「薬売り」で有名です。
医療の及ばぬ寒村僻地にこそ、救援の手を
事業を振興した富山2代藩主前田正甫はそのような志から、事業を振興したそうです。
医療品の乏しい時代、病で途方に暮れる人々の目に、薬売りの姿は頼もしく映ったことでしょうね。

チューリップ企画の移動映画館もまた、各地に元気を届けようという志からスタートしました。
「移動映画館って何?」という方のために、今回は私たちの活動を紹介したいと思います。

目次

  • 求められる「なぜ生きる」の答え
  • 移動映画館とは
  • 被災した人々へ「心の復興」を
  • まとめ

求められる「なぜ生きる」の答え

東日本大震災から6年半。
東北では復興作業が進みましたが、人々の心の傷はまだ癒えることはありません。
「前へ進もう」の声はあっても、どちらへ進んだらよいか、進むべき方角が分からない中、「なぜ生きる」の答えを求める人が溢れています。

家をなくした人、家族が行方不明で今も探している人、妻を亡くして後追い自殺してしまった人。
人が目の前で流されていくのを見た方も多く、命は助かったけれどショックから立ち直ることができず、自殺する人も後を絶たなかったといいます。

70代のある男性は次のように語っておられます。

「震災で、妻と母と家を流され、今は独り暮らしです。子供も遠くに住んでいるので、寂しい毎日です」

男性は、震災後、少しでも気持ちを明るくしようと、山登りや書道、短歌、切り絵などの趣味を始めました。
ところが、少しも心は満たされなかったそうです。
失ったものがあまりにも大きかったからでしょう。

大切なものを失ったとしても、なお立ち上がって生きていかなければいけないのはなぜなのか。
元のように生活ができるようになっても、肝心の心の復興が追いついていないようです。

移動映画館とは

心の復興を急がなければと、東日本大震災で被災された皆様への心の復興プロジェクトとして始まった社会貢献事業が「移動映画館」です。
チューリップ企画では、「生きるよろこびを、すべての人に」という企業理念のもと、出版事業のほかにも移動映画館での上映会を地元の方々と協力して行っています。
「なぜ生きる」の答えを示された親鸞聖人のご一代を描かれたアニメ映画を上映することで、生きる意味を知っていただこうと始まったのです。

体調が悪くなったとき、病院まで足を運ぶことができる人はそこで診察をしてもらえます。
しかし、中には病院まで足を運ぶことのできない人もいますから、そんな人には出かけて行って診察をしてくれるお医者さんや、薬売りのような存在が必要です。

東日本大震災で被災された方々は、心に大きな傷を負い、立ち上がる力を奪われてしまっています。
なかなか外に出ていこうという気になれない方もたくさんおられたことと思います。
そういった方にこそ、「なぜ生きる」の答えをお届けしたい。
再び生きる力を取り戻していただきたい。
それならば、こちらが足を運んで、心の復興のお手伝いをしよう。
そんな思いで作られたのが「移動映画館」です。

 

被災した人々へ移動映画館で「心の復興」を

移動映画館が被災地を巡回していたころ、岩手県山田町で、ある60代の男性が来られました。
映画を見られた男性は、「一度見たら止まらなくなった」と、山田町に移動映画館が訪れるたびに上映会に参加されました。
そして、もっと多くの人に見てほしいと、移動映画館を招待するようになられたのです。

男性は次のように語られます。

「『衣食住が満たされて復興』ではないでしょう。『心の悩みがなくなってこそ本当の復興』と言えるのではないでしょうか。
移動映画館の考え方はすごいと思います。これこそ心の支援ですね。素晴らしい発想です。
食べ物は、食べて満腹したらそれで終わる。着るものも、着古されたら捨てねばならない。
でも、心の支援は、もう忘れられません。ずっと残るのです
私の心の復興は、移動映画館がなければなかったでしょう。そう思って、こちらからお願いして、おつきあいを頂いています。
これからも東北で、移動映画館の活動を広げてもらいたい。被災地だけでなく、人生に苦しむ全国の人たちに、親鸞聖人の生きざまを通して生きる勇気を与えていただきたいと思っています

このように感じて頂けて、スタッフ一同本当に嬉しく思いました。
そして、移動映画館は被災地だけでなく、全国津々浦々をまわるようになっていったのです。

まとめ

東日本大震災で被災された方々の「心の復興支援」を目的として始まったのが移動映画館です
忘れられない「心の支援」を通して、皆さんとの心温まる交流ができ、私たちも元気を頂いています。

移動映画館は人生に苦しむ人たちへ生きる勇気を与えるべく、津々浦々へと走ります。
今日も日本のどこかで、ドラマが生まれているかもしれません。

次回も、移動映画館での出会いをお伝えしていきたいと思います!

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わか

わか

チューリップ企画コールセンターのわかと申します。
静岡の温暖な気候の中で育ったせいか、のんびりと構えていることが多く、周囲からはよく「いつも安定しているね」と言われます。
日常の様々な出来事を物語化することが好きです。学生時代、家ではほとんどの時間を机の前で過ごし、ノートに散文を書きためる日々を過ごしていました。そんな小さい頃からの癖で、日常の出来事を無意識に観察していることがあり、見ているうちに周囲の人間関係も客観的に把握することができるようになりました。
今まで見てきた人間関係、自分自身の悩んだ経験や、日々の電話応対の中でのお客様の声などを通して、皆様の悩みに寄り添える記事を書いていきたいと思います!
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