スティーブ・ジョブズも最期は後悔していた?ハッピーエンドの人生にするために知っておきたいこと

人生は楽しいこともあれば、苦しいこともあります。

たとえ辛いことや苦しいことがあっても、時間が経って振り返ると、辛い経験があったからこそ今に感謝できることもあります

実際に、20代という若さで突然発病した知人は、その時は辛かったけれど、今になって振り返るとその病気のおかげで健康に気を遣うようになり、また忍耐力も付いたと感謝していました。

つまり、物事の良し悪しは最後まで見てみないと分からないのです。

スティーブ・ジョブズの最期の言葉

ことわざに「人間万事塞翁が馬」とあるように、人生において何が良くて何が悪いことだったのかは結末を見てみないと分かりません

人生の結末は「死」です。

死を前にして成功者はどう思うのか、実際の言葉を聞いてみましょう。

iPhoneの生みの親、スティーブ・ジョブズの遺産は約2兆2000億円(206億ドル)です。

これだけの財産を築いたジョブズは、さぞ満足して人生を終えたように思いますが、病床で語った言葉は意外でした。

病気でベッドに寝ていると、
人生が走馬灯のように思い出される。

私がずっとプライドを持っていたこと、
名誉や富は、
迫る死を目の前にして
色あせていき、何も意味をなさなくなっている

(スティーブ・ジョブズ)

「私は、ビジネスの世界で、成功の頂点に君臨した」と発言しているジョブズは、たしかに大成功を納めました。

ハッピーエンドで人生が終わるかと思いきや、名誉や富は死を前にして色あせ、何も意味をなさないと述べています。

一生かけて求めていたものは「本当に自分を満足させるものではなかった」という証言です。

死を前にしたときの心境を室町時代の僧侶・蓮如上人もこう書き残しています。

まことに死せんときは、予てたのみおきつる妻子も財宝も、わが身には一つも相添うことあるべからず

されば死出の山路のすえ、三途の大河をば、唯一人こそ行きなんずれ。(蓮如上人)

いざ死ぬときには、大切にしてきた家族と永遠に別れなければなりません。

骨折って築き上げた財産はあの世には一円も持ってはいけません。

「死ぬ」とは今まで頼りにし心の支えにしてきた全てから見放されることであり、一切の装飾をはぎ取られたった一人で後生へと旅立っていくのだと蓮如上人は言われています。

この人間の姿は、スティーブ・ジョブズも室町時代も古今東西を通して変わらないのですね。

人生をハッピーエンドにするには

ハッピーエンドにするには「死」を前にしても色あせない壊されない幸せになることです。

それを仏教書『歎異抄(たんにしょう)』には「摂取不捨の利益(せっしゅふしゃのりやく)」と表現されています。

「摂取不捨」とは、絶対に捨てられない、裏切られない

「利益」とは、幸せのことです。

死を前にしても絶対に捨てられない、裏切られない幸せを摂取不捨の利益と言い、その幸せになることで私たちはようやく心の底から安心・満足できるのだと仏教では教えられています。

この摂取不捨の利益とは、名誉や富といった幸せと何が違うのか、どんな幸せなのか、詳しくは次の記事をごらんください。

お釈迦さまが説かれた絶対の幸福|底抜けに明るい心の長者になれる

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九条えみ

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チューリップ企画では、お客様サポートおよびウェブでの情報発信を担当しています。仏教を学んで約10年。仏教の視点からお悩み解消のヒントをご紹介できればと思います。
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