任せたいけど任せられない人へ 一番の原因は自分の心にあります(3)

あさだ よしあき

『いつも忙しそうにしている割に、あまり成果が出せていない人』
『いつも余裕があるのに、多くの仕事をこなし、成果をバンバン出している人』
その違いは、どこにあるのでしょう。

いろいろな要因があると思いますが、仕事は一人でしているのではなく、チームで行っていますので、
「どれだけ自分の周囲の人の力を生かせているか」
これが大きな要因として考えられます。
これを 『 任せる力 』と呼びたいと思います。

他人に任せることは、簡単なように見えて、実は難しいのです。

失敗すると、かえって自分を忙しくさせることにもなりますので、任せたいけど、任せられず、結局、他人に任せずに、自分でそのままやってしまう人も少なくありません。

この『 任せる力 』を身につけるには、「 技術 」だけでなく「 メンタル 」も非常に大事になります。
「 技術 」だけなら短期間に身につくのでしょうが、「 メンタル 」もありますので、身につけるのが難しいのです。

『 任せる力 』を身につけるには、「 メンタル 」と「 技術 」の両方が必要です。

1章 「メンタル」
2章 「何を任せるか」「任せる目的」
3章 「任せる相手」
4章 「任せる技術」(自分の仕事を整理整頓する)
5章 「任せる技術」(引継の方法)

この順番で説明していきたいと思います。

1章 「メンタル」 「忙しいのに、任せようとしない」人の心 を5つに分けると

A「さびしくなるから任せたくない」(1・2・3)
B「今のままでいいと自己満足している」(4・5)
C「自分が楽になると罪悪感を感じる」 (6・7)
D「任せる相手から嫌われたくないと思っている」(8・9)
E「任せる相手がまだ信用できない」(10・11・12・13・14)

 

目次

  • さびしくなるから任せたくない
  • 意識的に任せようとしない人がある
  • 荷物を持っていることに例えると
  • まとめ

 

 

さびしくなるから任せたくない

人は誰かから必要とされたい、居場所が欲しいと思っています。
会社であれ、家庭であれ、誰からも必要とされない、ガラクタのような存在にはなりたくありません。

マズローの人間の五段階欲求の4番目の承認(尊重)の欲求(Esteem)です。

自分が集団から価値ある存在と認められ、尊重されることを求める欲求
誰でもあると思います。

最近の若者は、金銭的欲求よりも、承認欲求が強いと言われます。
承認欲求が満たされないところに、若者が3年以内で辞めてしまう原因の一つがあると言われていますが、その通りだと思います。
若い時、社会に出たばかりの時は、「任せる」よりも「任せてもらいたい」と思っています。
「任せる力」よりも「任せてもらう力」をつけたいと思っています。

何かを任せてもらえると、信頼の証のようなものですから、喜びがあります。
逆に、任せてもらえないと、信用されていないのかと、悲しい気持ちになります。

任せてもらいたいと努力して、いろいろなことを任せてもらえるようになって、だんだん忙しくなり、今が、忙しいのです。

「忙しいのを何とかしたい」と言いながら、忙しいことを心の奥では望んでいるのではないでしょうか。

 

そういう人に、「忙しいなら、他の人に任せたらどうか」と言っても、任せようとしません。

今までやってきたことなので、何かしらの愛着が出てきます。
愛着があると、理由なく、任せたくなくなります。

今、自分がやっていることを、他の人に任せてしまうと、自分のやることが減っていく、その居場所がとられてしまったら、私は何をしたらよいか、わからなくなり、さびしく感じるのです。

中には、このまま、自分のやることがなくなっていくと、自分は、いてもいなくても一緒じゃないかと、存在意義が揺らいでくる人もいます。

次に任せてもらえる仕事があっても、それを知らなければ、なおさらですが、たとえ知っていても、さびしさを感じます。

だから、任せようと言われると、「任せたくない」と反発する心が出てきます。
それを「忙しいから」という理由で隠しているのではないでしょうか。

 

意識的に任せようとしない人がある

中には、意識的に、任せようとしない人があります。

他の人に自分の居場所をとられたくないからです。
後輩に引継をしなければいけないのに、なかなか、しない先輩がいます。
後輩に追い抜かれたくないから、任せない先輩もいます。

こういう人は、ボトルネックになりやすく、周囲の人に迷惑をかけているのですが、迷惑をかけてでも、自分の居場所を守りたいと思っています。

自分のことしか考えていませんので、組織全体から見ると、困った存在です。

 

荷物を持っていることに例えると

荷物を持っていることに例えると、何も持つものがなくなるのがさびしい、次に持つものがあるといわれても、愛着があるから離したくない、自分が持っている荷物をとられたくないという気持ちです。

そういう心をもっている人には、どうすればよいか、おわかりでしょう。

今の仕事を任せて、次にやる仕事は何か、その仕事が、今の仕事よりも重要であることをしっかりと伝えることです。

相手が納得するところまで伝えないで、任せろ、任せろといっても、逆にますます任せなくなる人も出てくるのです。

 

 

まとめ

「忙しいのに、任せようとしない」人の心は、5つに集約されます。

A「さびしくなるから任せたくない」
B「今のままでいいと自己満足している」
C「自分が楽になると罪悪感を感じる」
D「任せる相手から嫌われたくないと思っている」
E「任せる相手がまだ信用できない」

 
「さびしくなるから任せたくない」人には、今の仕事を任せて、次にやる仕事は何か、その仕事が、今の仕事よりも重要であることをしっかりと伝えることです。

 

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あさだ よしあき

ブログのお手伝いをしています「あさだ よしあき」です。
テニスとスタバで読書をこよなく愛しています。
将棋の羽生さんに、パッと見、似ているかもしれません。

事務を効率的にスムーズにできるようになりたい、もっと時間をうまく使えるようになりたい、続けるのが苦手から変わりたい、もっと効率よく勉強できるようになりたい、うまく任せられる「任せる力」を身につけたい

そんな方の悩みを聞いて、夢を実現するお手伝いをしてきました。この経験を活かして、情報を発信していきたいと思います。
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