親孝行できなかったと後悔しないために|感謝の気持ちはすぐに伝えるのが大事
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
お悩み解消研究家のわかです。
ある70代の男性とお話ししていたとき、生きているうちに親に感謝の気持ちが伝えられず後悔していると言われていました。
親から様々な恩を受けていることは分かっていて、親孝行したいなという思いもある。
けれど、なかなかできないでいるうちに、二度と感謝が伝えられなくなってしまう。
誰にでもありえることだと思います。
「親孝行できずに終わってしまった」「感謝の気持ちを伝えられずに終わってしまった」という後悔を残さないためには、どのような心がけが大事なのでしょうか。
感謝の気持ちは忘れがち
何か物をもらったり、親切にしてもらったなら感謝すべきということは誰でも知っています。
ところが、なかなか実行できないのはなぜなのでしょうか。
それは、私たちが感謝の気持ちを忘れやすいからです。
私たちは自分が周りの人にものをあげたり、親切にしたことはずっと覚えています。
一方、自分がもらう側になるとコロッと忘れてしまうのです。
本来は逆で、してもらったことは忘れず、してあげたことはすぐに忘れた方がお互いに気分よく過ごせるはずですが、うまくはいかないんですよね。
有難いことだと思っていますか?
感謝の気持ちを伝えられない原因のもう一つには、そもそも感謝すべきことだと思っていない点が挙げられます。
つまり、当たり前のことだと思っているのです。
親には恩があるから親孝行が大事とよく言われます。
では、具体的にどのような恩を受けているか言えるでしょうか。
親なんだから子どもを養って当たり前、食事を用意してくれて当たり前。
多くの場合、子どもは親がしてくれることをすべて当たり前と流してしまっているのではないでしょうか。
そのように思っていたら、決して感謝の気持ちは出てこないのです。
やがて、一人暮らしをしたり、親の立場になってみて初めて、当たり前ではないことに気づきます。
ところが、その時に感謝を伝えられるかというと、難しいことかもしれません。
感謝の気持ちを伝えるのは善いこと
仏教には、たくさんの善いことが教えられており、その中の1つに心施(しんせ)があります。
心を施すと書いてありますが、これは心から感謝の言葉を述べる親切のことです。
代表的な感謝の言葉といえば「ありがとう」ですね。
私は以前、何かしてもらうたびに申し訳ないという気持ちから「すみません」と言っていました。
しかし、知人が「言われるなら、すみませんよりもありがとうの方が嬉しいと思うよ」と教えてくれ、それ以降は何かをしてもらったら「ありがとう」を言うようにしています。
感謝の気持ちのこもったありがとうなら、何度言っても言いすぎということはありません。
感謝を伝えるだけでも、きっとご両親は喜んでくださると思います。
善いことはすぐ実行が大事
感謝といっても、親子関係の場合、照れくさくて言えないということは大いにあるでしょう。
ところが、いつか言おうと思っているうちに忘れてしまったり、タイミングを逃して本当に言えなくなってしまいます。
「善いタネは 時期を選ばず すぐに蒔け」と言われます。
感謝の気持ちを忘れやすいのが私たちですから、感謝を伝えるならすぐに実行しなければなりません。
親孝行したいと思っておられるということは、少なくとも親に恩を受けてきたと感じるからでしょう。
後悔を残さないためにも、今話ができる時にすぐ感謝を伝えることが大事です。
まとめ
家族や周囲の人たちへの感謝の気持ちを日頃からしっかり伝えられているでしょうか。
私たちはせっかくしてもらったことを当たり前と流してしまったり、簡単に忘れてしまいがちです。
そのことをよく知って、感謝の気持ちを今伝えていくことが大切です。
日頃から感謝の気持ちを伝えていけば、親子関係に後悔しなくても済むのではないでしょうか。
こちらの記事では、恩について詳しく解説しています。
わか
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