思いやりのある人ってどんな人?ポイントは相手の立場になって考えること


いつもお読みいただき、ありがとうございます。
お悩み解消研究家のわかです。

「思いやりが大切ですよ」とよく言われます。
しかし、思いやりというのは意外と難しいものです。

よかれと思ってしたことが逆に迷惑になっていた。
勇気づけようと思ってかけた言葉で相手が腹を立ててしまった。
思うようにいかないことが結構あるんですよね。

今回は、思いやりのある人とはどんな人のことなのかを考えてみたいと思います。

よかれと思ってしたのに逆効果になるのはなぜ?

よかれと思って行動しても、逆効果になることがあるのはなぜなのでしょうか。
それは、物事を自分の視点で見てしまっているからかもしれません。

たとえば、入院した家族や友人のお見舞いに行くことについて考えてみましょう。
みなさん、相手を心配し、厚意で行くことと思います。

ところが、こちらの思いに反して、相手は来てほしくないと思っている場合もあります。
病気やけがで静養しなければならないのに、人が来るとどうしても気を遣ってしまうからです。

自分は来てもらえると嬉しいから相手もきっと喜ぶだろう、というのはあくまで自分の視点です。
相手の立場に立って、これは本当に喜ぶだろうかと考えてみると、行動も変わってくるのではないでしょうか。

厚意を無下にしない思いやり

思いやりのある人は、「厚意を無下にしない人」でもあると思います。

相手が食事をごちそうしてくれたり、物をプレゼントしてくれたりすることがあるでしょう。
そんな時、申し訳ないとの思いから、受け取りを辞退しようとする人もいるかもしれません。

もちろん、はっきり断ることが優しさになることもあります。
ただ、相手の気持ちを考えると、必ずしもそれが最適とは限らないのです。

相手が私に何かしてくれるのは、ひとえに「喜んでもらいたい」の気持ちからだと思います。
それなのに、厚意を受け取ってもらえなかったとしたら、相手は残念に思うのではないでしょうか。

そういった気持ちを汲んで、厚意をありがたく受け取るのも大切なことでしょう。

思いやりのある人とは?

思いやりは大切なことですが、実行は思った以上に難しいものです。

仏教では、私たちの姿を我利我利(がりがり)と教えられています。
自分さえよければいい、という自己中心的な心を持つのが人間なのです。
ですから、ともすれば自分本位に考えてしまうものですが、それでは思いやりのある行動とは言えないでしょう。

仏教で勧められるのは、自利利他(じりりた)の精神です。
人の幸せを念じるままが自分の幸せになると教えられています。

相手が本当に喜ぶことは何か、本当にしてほしいことは何かを常に考える。
思いやりのある人とは、そういう人のことを言うのではないでしょうか。

まとめ

思いやりのある行動をするのが大事というのは誰もが知っています。
ところが、実行するのは想像以上に難しいことです。

私たちはついつい自分本位に物事を考えがちですが、必ずしも相手が同じことを望んでいるとは限りません。
相手が本当に望んでいることは何か。本当に喜ぶことは何か。

それを考えることが、思いやりのある行動につながるのではないでしょうか。

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わか

チューリップ企画コールセンターのわかと申します。 静岡の温暖な気候の中で育ったせいか、のんびりと構えていることが多く、周囲からはよく「いつも安定しているね」と言われます。 日常の様々な出来事を物語化することが好きです。学生時代、家ではほとんどの時間を机の前で過ごし、ノートに散文を書きためる日々を過ごしていました。そんな小さい頃からの癖で、日常の出来事を無意識に観察していることがあり、見ているうちに周囲の人間関係も客観的に把握することができるようになりました。 今まで見てきた人間関係、自分自身の悩んだ経験や、日々の電話応対の中でのお客様の声などを通して、皆様の悩みに寄り添える記事を書いていきたいと思います!
心が穏やかになった人へ
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