夫婦円満の秘訣には会話と思いやりだけでは足りない?もう一つは〇〇
こころ寄り添う研究家の九条えみです。
既婚者の方を見ていると、夫婦関係を良好に保つのはなかなかに大変なのだなぁと思います。
「うちの夫、家事も手伝わずにテレビばっかり見てるのよ!」
「家内の食事がだんだん手抜きになってきた・・・」
「うちの夫は(妻は)自分の気持ちを全然分かってくれない」
など、それぞれに不満があるようです。
夫婦円満の秘訣は?
夫婦円満の秘訣をある女性はこう語っていました。
「お互い何か思うことがあると話し合うように心がけていますので、夫婦関係は良好です。
思いやりが大事です。(68歳 女性)」
会話と思いやりが大事なのですね。
今回は会話について掘り下げてみたいと思います。
会話が少ないとどうなる?
相手の状況や思っていることが分からないと、勝手に悪い方向に受け取ってしまって余計に関係がこじれることがあります。
たとえば、いつもは挨拶してくれる人が今日は挨拶を返してくれなかったら、何か悪いことしたんだろうか?嫌われたんだろうか?と不安になります。
いったん「嫌われてる」と思うと、相手の言動一つ一つが自分を避けているように感じ、だんだんと溝が深まってしまいます。
でも実際は、考え事をしていて耳に入らなかっただけかもしれません。
あるいは、声が遠くて聞こえなかったのかもしれません。
その場で疑問が払しょくされていれば、人間関係のこじれは少なくなるでしょう。
同様に、夫婦の間でもお互いの状況を共有し、気持ちのズレを修正していく努力が大事になってくるのですね。
・困っていることは困っているとちゃんと伝える
・ささいなことでも感謝の言葉をしっかり伝える
身近な関係になると「これぐらい言わなくても分かるだろう」「雰囲気で察して欲しい」という気持ちが起きてきます。
しかし、そうしたコミュニケーション不足が積み重なると、「夫は(妻は)全然分かってくれない」と相手に不満を持ってしまいやすくなります。
夫婦のあり方とは
『星の王子さま』の作者は「愛」についてこう語っています。
愛とは、互いに見つめ合うことではない。
ふたりが同じ方向を見つめることである。
(サン=テグジュペリ)
私は今まで夫婦はお互いを見つめるものだと思っていたので、意外に思いました。
しかし、お互いを見ていると、人には長所もあれば短所もありますから、どうしても気に障るところが出てしまいます。
結婚を決める際は「この人となら一緒に生活していけるだろう」と大なり小なり期待しています。
それに加えて、惚れた腫れたのうちは相手の良い面ばかりが見えてしまうものです。
ただ、感情は続かないので、共同生活を続けていくうちに見たくない面が目に付くように。
「こんな人だとは思わなかった」と面食らうこともあるでしょう。
そんな時に、お互いを見ているだけでは、短所ばかりが目に付きいがみ合うことにもなりかねません。
しかし、同じ方向を見つめていれば、そこに向かってどう歩むかに目が向くので、建設的な話し合いになります。
夫婦関係を良好に築いていくために、まず確認したいのは「人生の目的」と言えます。
どんな風に人生を歩んでいきたいのか?
よく話し合って、人生の目的を共有することが夫婦円満の土台になるのではないでしょうか。
夫婦円満の秘訣を掘り下げてみましょう。
→相手の心が「根雪」となって、夫婦関係が壊れないための夫婦円満法
九条えみ
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