男性社員が職場のストレスを解消する身近な方法とは|ストレス過多の現代を生き抜く

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心穏やかアドバイザーのヒロカズです。
今日は転職した知り合いの話からです。

上司は職場の人間関係のストレスで疲れていた

インターネットの発達で世界中の人、モノ、情報の値段が相対的に評価される環境にさらされ、今の勝ち組が明日の勝ち組である保証はどこにもなくなりました。
「生きることは戦い。職場は戦場」と聞いたことを実感していますが、転職した知り合いの職場もそうだったようです。

環境事業関係の職場で働いていた知り合い(男性・現在48歳)の上司は職場の人間関係で疲れ、ストレスを溜めていました。
仕事は納期厳守の厳しいものが多かったため、納期直前は残業が続き、毎回、取引先との人間関係の調整や納期のストレスで疲れ果てていました。

仕事の相談をその上の上司に持ちかけても、「君に任せてあるから」の一点張りで、コミュニケーションもうまくいっていなかったとのことでした。
その為、他の社員に比べて職場での人間関係のストレスが大きく、心身ともに疲れた果てたためか、40代で癌にかかって入院。そのまま亡くなってしまったそうです。

知り合い(男性・現在48歳)は当時を振り返って、自分も職場の人間関係に疲れて同じようなことになるかもしれないと不安がよぎったと話していました。

知り合いも上司と同じようなストレスにさらされた

その知り合いも2年前、突然海外赴任の依頼があり、今までの環境事業関係の部署を離れ、別の仕事を始めなければならなくなりました。

海外で新たな拠点を立ち上げるために、副責任者の立場で着任。
海外赴任のため、日常生活における人間関係、職場での人間関係、取引先との人間関係とあらゆる人間関係が一度に変わり、3つの人間関係のストレスが一気に襲ってきたそうです。

取引先の外国人からは、住まいの近くで暴漢に襲われて命を落とした人があるという話まで聞かされ、不安定な海外の治安に夜も眠れないくらいストレスを感じていました。
慣れない環境、人間関係のストレスで心身ともに疲れて果て、このままでは40代で癌にかかって亡くなった上司と同じように病気になるか、ストレスにやられて自殺していくかもしれないという不安がいつもあったそうです。

ストレスでつぶれそうになりながらも海外で1年、頑張ってきましたが、限界を超えたため、友人に相談。
長年勤めた会社を辞めて日本に戻り、別の道に進んだと言います。
今の会社は職場や取り引き先との人間関係のストレスは以前の会社ほどではないそうなので、安定しているとのことでした。

職場のストレス回避は相談すること

男性の自殺者は女性の2.2倍と言われていますが、女性に比べて職場での人間関係のストレスをうまく発散できないことが原因の1つかもしれません。

ストレス発散のために出かけたり、誰かに相談したり、嫌いな人との人間関係に折り合いをつけることに関しては女性のほうが男性よりも上手にしていると思います。
賢い妻は変な意地があるのが男性だと見抜いて、夫のよき相談相手になれば、退職、病気、自殺など最悪の事態を回避できるのではないでしょうか?
「真剣に話を聞いてやれば、その人の苦しみは半分は救われる」という話を聞いたことがありますが、それを思い出します。

まとめ

職場の人間関係のストレスはなくなるものではありませんが、ストレスを軽減したり、発散する方法として話をきいてもらうことは、インターネットの発達で面と向かったコミュニケーションが減っている時代において大事な解消方法の1つに違いありません。

(関連)

職場ストレスを抱えるのはもうやめる(1)~苦手な人との接し方

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ヒロ☆カズ

チューリップ企画のヒロ☆カズです。 31歳で肝臓の病気にかかり、2度の入院を経験しました。朝起きて仕事に行く。休日は友人と出かけるという当たり前の日常を失い、初めて、朝起きて仕事に行けることが当たり前でないことに気が付きました。 当たり前の1日がかけがえのない1日であることに気づけば、悩みが感謝の心へ変わるのかもしれません。闘病中に読んだ本や勇気をもらったさまざまな言葉からヒントを紹介したいと思います。
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