人生の後半をよりよく生きるために|「中年の危機」を克服するブッダの意外な明答
こんにちは、みさきです。
「中年の危機」という言葉、聞かれたことありますでしょうか。
人生の折り返し地点で「これから先、私はどう生きていくべきなのか」という問いに答えを見出せなくなる状況のことです。
実は、80%以上の人が何らかの形でこの感覚に直面していると言われています。
人生の半ばに差しかかると、これまでの選択が正しかったのかと振り返ることが増えました。もっと違う道を選んでいたら、今の自分はどうなっていただろうと考えてしまいます。
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体力の衰えや健康の問題が気になり始めました。
若い頃には考えもしなかったことが、今は大きな心配事になっています。
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友人たちもそれぞれの人生に忙しく、昔のように気軽に会えることが少なくなりました。
自分の居場所を見つけるのが難しく感じています。
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この年齢になって、自分が何を成し遂げたのか、何を残せるのかと考えることが増えました。
自己評価が揺らぎ、自信を失いがちです。
失っていく「大切なもの」
年齢を重ねるごとに、体力や視力、聴力の衰えを感じ、夜もぐっすり眠れなくなります。
記憶力の低下や健康の不安が増す一方で、時間の流れも速く感じられます。
仕事、立場、夢、パートナーといった、支えとなっていたものも、少しずつ手の届かないところへと移っていきます。
「このままで人生を終えていいのか?」
「体力も気力も衰える私に、存在の意味はあるのか?」
若い頃は豊かな生活を送ることに懸命でしたが、時間が経つにつれ、自分の人生そのものへの不安が募ります。
「中年の危機」を乗り越えるヒント
多くの人は中年の危機に陥ると、どう前に進めばいいのかを模索します。
そんな時、私が特に心に残ったのが、仏教で説かれる「人生を海に例えた話」です。
あなたは海の真ん中に放り出された。
360度水平線、見渡す限り空と海。
さて、どちらへ向かって泳ぎますか。
闇雲に泳いでいても、行けども行けども景色は変わらず、ただ水平線が広がるばかりです。
ひょっとしたら沖に向かって進んでいるのではないか、と不安になってくるので、泳ぐ腕にも力が入りません。
もし陸や島がうっすらとでも見えるなら、がぜんファイトがわいてきます。
その方角に向かって一生懸命泳ぐでしょう。
泳げば泳ぐほど陸地が近づくので泳ぐのにも力が入ります。
このたとえ話を聞いて、私の「人生の陸地」ってなんだろうか、もっと聞きたいという気持ちになり、今にいたっています。
仕事や子育てを懸命にしていた時は、ちょうど目の前の波を乗り越えようと泳ぎ続けていた時。
ふと立ち止まって、どこに向かって泳いでいるんだろう、と見渡した時、周りは空と海だけだ、と不安になる遭難者の気持ちは、よくわかるなと思いました。
泳ぐ前にまず確かめなければならないのは、陸地のある【方角】です。
人生も同じように、生きる【方角】が大事ですよ、とブッダは教えられました。
「人生の陸地」=生きる「方向」が見えると、今感じている空虚や不安が、一変して充実感にあふれるのですよ、と仏教では説かれています。
もし、あなたも「人生の海」で方向を見失っているのなら、この話を聞いてみませんか。
関心のある方はこちらの記事も読んでみてください。
みさき
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