前向きな考え方はどうすればできる?視点をどこに向けるかがポイント


いつもお読みいただき、ありがとうございます。
お悩み解消研究家のわかです。

「何事も前向きに考えたほうがいい」とよく言われます。
しかし、前向きと言っても、どのように考えるのが前向きかというのは結構あいまいです。

今回は、前向きな考え方とは何かを考えてみたいと思います。

頑張っても変えられないもの

世の中には、頑張っても変えられないものがあります。
それは過去と他人です。

起こってしまったことは今更なかったことにできません。
また、他人を思い通りに動かそうとしても、できないことが多いのではないでしょうか。

私たちは、「もしもあのとき〇〇していたら」「もしもあの人があんなこと言わなければ」など、タラレバの話をすることがあります。
そういう思いになるのも無理はありませんが、過去を見ているだけでは何も変えることができないのです。

自分と未来に目を向けてみる

では、変えられるものとは何でしょうか?
それは、未来と自分に関することです。

仏教を説かれたお釈迦様は、次のように言われています。

「過去の因を知らんと欲すれば、現在の果を見よ。未来の果を知らんと欲すれば、現在の因を見よ」
(過去に自分がやってきたことを知りたければ、現在の自分に起きている結果を見ればおのずとわかる。また、未来自分がどうなっていくのかを知りたければ、現在の自分の行動を見ていけば明らかだ)

過去にどんな事があったとしても、今からの行いを変えていけば、未来の結果は変わるのです。

過去の意味を変える

先ほど、過去は変えられないとお話ししました。
しかし、今からの行いを変えることで、過去の意味を変えることはできます。

たとえば、何かの試合に負けてしまったとしましょう。
「あのときこうしていれば、勝てたのに」とどれだけ思っていても、負けた事実は変えることができません。

しかし、負けたことで一層奮起して練習に励み、その結果大会で優勝できたとしたらどうでしょうか。
「あれが気持ちに火をつけるきっかけになった。あの時負けて良かった」と感じるかもしれません。

自分の行いを変え、未来に向かって気持ちを切り替えたことで過去のとらえ方が変わったのです。

まとめ

過去の行動を思い返して、後悔することは誰にでもあります。
しかし、過去をどれだけ振り返ってもやったことを取り消すことはできません。

一方、自分の行いと、未来を変えることは誰にでもできます。
そうして行動し、いい結果を得られれば、過去のとらえ方も変わってくるのではないでしょうか。

それこそ、前向きな生き方につながることだと思います。

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わか

チューリップ企画コールセンターのわかと申します。 静岡の温暖な気候の中で育ったせいか、のんびりと構えていることが多く、周囲からはよく「いつも安定しているね」と言われます。 日常の様々な出来事を物語化することが好きです。学生時代、家ではほとんどの時間を机の前で過ごし、ノートに散文を書きためる日々を過ごしていました。そんな小さい頃からの癖で、日常の出来事を無意識に観察していることがあり、見ているうちに周囲の人間関係も客観的に把握することができるようになりました。 今まで見てきた人間関係、自分自身の悩んだ経験や、日々の電話応対の中でのお客様の声などを通して、皆様の悩みに寄り添える記事を書いていきたいと思います!
心が穏やかになった人へ
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