やりたいことができないワケとは?「いつか」と思っていたら一生できない


いつもお読みいただき、ありがとうございます。
お悩み解消研究家のわかです。

「やろうと思っていることがなかなかできない」
そのような悩みを聞くことがあります。

ウォーキングを始めたい。
資格を取りたい。
友だちから勧められたお店に行きたい。

思いはあっても、なかなか実現に踏み切れないということはないでしょうか。
私は思い当たるところが多々あります。

やろうと思っていることができないのはなぜなのでしょうか。

「いつか」はとても便利な言葉

やりたいことができないのにはさまざまな理由があると思います。
時間がないとか、他に急ぎのことがあるとか、それぞれ事情があるでしょう。

ただ、自分で先延ばしにしているパターンもけっこうあるのではないでしょうか。

やりたいことを並べるときに、よく出てくるのが「いつか」という言葉です。
「いつか行ってみたい」「いつかやってみたい」
私も口癖のように使っています。

この「いつか」はとても便利な言葉です。
すぐには踏み出せないけれど、時が来たら実行したい。
そういう気持ちをぴたっと表してくれるからでしょう。

しかし、「いつか」と言っていて、実行できたためしがないのです。

先延ばしにすると一生できない

「いつかやる」と似た言葉に「明日やる」があります。
「明日」と明確な日が示されているので、「いつか」よりも実行できそうに思いますが、そうではありません。

「明日やる」という時に思い描いているのは、今日の次の日でしょう。
しかし、今日が終わってやってくるのは、「明日」ではなく、また「今日」なのです。

結局、次の日がやってきても「明日やる」と思っているので、踏めない影を追いかけているように、いつまでたってもやろうと思っていることができません。

決してこない「明日」をあてにしていては、一生実行に移せないということです。

未来と今は地続き

私たちはどこか、未来と今を切り離して考えているところがあります。

今はやる気が出ないけれど、明日になったらやる気が出るだろう。
今は勇気がなくて踏み出せなくても、来年には気持ちが変わっているかもしれない。
このように思っているのではないでしょうか。

しかし、赤字続きだったものが、ある日突然黒字に変わることはありません。
日々コツコツと改善していくからこそ、黒字になるという変化が現れるのです。

今が積み重なった先にあるのが明日であり、来年です。
今がどうにもならないのに、未来に突然大逆転するというのは、よく考えてみるとおかしな話ではないでしょうか。

やりたいことは「今」やるべき

仏教には「因果倶時(いんがぐじ)」という言葉があります。
「原因と結果は必ず一致するもの」という意味で、次のようにも教えられています。

「過去の因を知らんと欲すれば、現在の果を見よ。未来の果を知らんと欲すれば、現在の因を見よ」
(過去に自分がやってきたことを知りたければ、現在の自分に起きている結果を見ればおのずとわかる。また、未来自分がどうなっていくのかを知りたければ、現在の自分の行動を見ていけば明らかだ)

現在の行いが、未来を創っていく。
そうと知れば、「今」こそ動き出さなければならないことが分かります。

まとめ

やりたいこと、やるべきことが目の前にあっても、何かと理由をつけてつい先延ばしにしてしまうことがあります。
それは、今と未来を切り離して考えているからかもしれません。

しかし、今の連続が未来であり、今このとき以外に人生はないのです。
そうと知れば、いつかや明日ではなく、今やらなければという意識に変わるのではないでしょうか。

私もぜひ「今」から動き出したいと思います。

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わか

チューリップ企画コールセンターのわかと申します。 静岡の温暖な気候の中で育ったせいか、のんびりと構えていることが多く、周囲からはよく「いつも安定しているね」と言われます。 日常の様々な出来事を物語化することが好きです。学生時代、家ではほとんどの時間を机の前で過ごし、ノートに散文を書きためる日々を過ごしていました。そんな小さい頃からの癖で、日常の出来事を無意識に観察していることがあり、見ているうちに周囲の人間関係も客観的に把握することができるようになりました。 今まで見てきた人間関係、自分自身の悩んだ経験や、日々の電話応対の中でのお客様の声などを通して、皆様の悩みに寄り添える記事を書いていきたいと思います!
心が穏やかになった人へ
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