生きる意味って何?生きる意味が見つかる方法

こんにちは。こころ寄り添う研究家の九条えみです。

先日、テレビで「自殺問題」を取り上げていました。
14年連続3万人を超えていた自殺者数は、平成22年以降減少しているようです。

国を挙げて法を整備し、自殺問題に取り組んでいますが、依然として2万人以上の方が自ら命を絶っています。

自ら命を絶つほど、苦しい生きづらい人生。
この人生を生きる意味はあるのでしょうか?

人間は意味が無いと苦痛に耐えられない

「意味がない」と感じることに、意欲を燃やし続けられるでしょうか?
勉強でも仕事でも、この行動の目的は何か?意味は何か?が分かれば意欲が湧いてきます。

同じように「生きる」ことも意味が分からなければ、困難や災難がやってきたときに生きる力が湧かないのもうなずけます。

生きる意味を求める声

ある65歳の男性が次のように話されました。

中学の頃から生きる意味を考えています。
祖父が3,4歳の頃に目の前で死に、人間はいつか死ぬことが分かりました。
生きる意味は結局死ぬまで見つからないか、死ぬときに「あぁ、これが生きる意味だったのか」と分かって死ぬかだと思います。
考えすぎて考えがまとまりません。
鬱っぽくなっているのかなとも思います。

私も中学生の頃に
「人間必ず死ぬのに、生きる意味はあるのだろうか?
続かない喜びばかりのこの世界で、
何のために頑張って生きねばならないのか?」
と悩んだことがあったので、非常に共感しました。

「生きる意味はある!」

生きる意味は、仏教に明らかにされています。

中でも、日本の平安・鎌倉時期に活躍された
親鸞聖人(しんらんしょうにん)という方が
最も「なぜ生きる」を鮮明にされたと言われます。

親鸞聖人は、
絶対の幸福になるために生まれ、生きているのだ。
人生の目的を果たすまでは、どんなに辛くても
頑張って生き抜きなさいよ
と励まされています。

仏教を学び、生きる意味が分かった

仏教を続けて学び、生きる意味が分かった!という声は多く耳にします。

・生きる意味、人生の目的を知ることが出来ました。(65歳 男性)

・長年苦しみの日々であった私が「生きる意味」や「絶対の幸福」を知り、
今は生かされている喜びを感じるようになっています。(75歳 女性)

・続けて仏教を学んでいると生きる意味と希望が湧いてくる。
「あ、そうなのか」「こんな意味か」と未知を知る日々を楽しんでいる。(72歳 男性)

私も仏教を続けて学ぶことで、生きる意味がだんだんと知らされてきました。

人間は苦しむために生まれてきたのではない。
生きているのでもない。
永遠に変わらない幸福になるために生まれ、生きている。

仏教を学ぶとこれらのことが分かってきます。

「生きる意味なんてない」
「こんな人生なら死んだほうがまし」と思っているならば、同じ悩みを感じていた立場としてお伝えしたいことは、一度仏教を腰を据えて学んでもらいたい、ということです。

ドイツの哲学者マルティン・ハイデガーは、親鸞聖人の教えが書かれた『歎異抄(たんにしょう)』に衝撃を受けたと告白しています。

「親鸞聖人の教えが、世界中の人に伝われば、そのとき、世界の平和の問題に対する見通しがはじめてつく。21世紀文明の基礎が置かれる」
とハイデガーに言わしめています。

仏教に説かれる「幸福」については↓の記事に書かれています。

お釈迦さまが説かれた絶対の幸福|底抜けに明るい心の長者になれる

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九条えみ

チューリップ企画では、お客様サポートおよびウェブでの情報発信を担当しています。仏教を学んで約10年。仏教の視点からお悩み解消のヒントをご紹介できればと思います。
心が穏やかになった人へ
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