コロナで毎日が窮屈…受け止め方で気持ちを楽にする心理療法「ABC理論」

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この記事を執筆している4月10日は、新型コロナ感染拡大防止のための緊急事態宣言が出された後です。
指定された都道府県では、5月6日までは外出の自粛が求められています。(4月10日現時点なので状況は変わっているかもしませんが)

こんな状況ですから、家で過ごす時間が増え、窮屈に感じている方もいらっしゃるかもしれません。

今回は「ものの見方を変える」ことで、同じ状況でも気持ちを楽に保つポイントをご紹介します。

ストレスに強い人・弱い人の違い

ストレス反応に差が出るのは「出来事」に対する「受け止め方」 が違うからです。

当人の「受け止め方」によって感情が決まることを、心理療法の「ABC理論」で説明されます。

ABC理論
出来事に対する感情は、出来事そのものではなく、出来事に対する「受け止め方」が引き起こす

A:Activating event(出来事)
B:Belief(信念・受け止め方)
C:Consequence(結果・感情)

喜び・怒り・悲しみなどの感情は、ある出来事が原因で湧き上がってくるものではなく、その間に「受け止め方」「解釈」が入るという理論です。

たとえば・・・

<プラスの受け止め方>
(出来事)仕事で失敗した
(受け止め方)上手くいかない方法を見つけることができた。次は頑張ろう
(感情)再チャレンジしようと前向きな気持ち

<マイナスの受け止め方>
(出来事)仕事で失敗した
(受け止め方)自分は何をやっても上手くいかない。次もきっとダメだろう
(感情)自信を無くし落ち込む

一つ一つの出来事は小さなことであっても、プラスの受け止め方で生きる人と、マイナスの受け止め方で生きる人とは、大きく差が開いていくことでしょう。

私はどちらかというとリスクを計算してから行動する方だと思うので、出来事のマイナス面ばかりが気になって勝手にブルーな気持ちになることも・・・。

しかし、受け止め方は変えることができます!

今では良い面にも目を向けることができるようになったな~と感じているので、共感してくださる方は一緒に頑張りましょう(笑)

受け止め方を変えるレッスン

参考までに、具体的なシチュエーションを通して受け止め方を変えてみましょう。

とくに今はコロナの影響で、子どもは学校に行けず、大人は自宅勤務で、家族同士の顔を合わせる時間が長くなっています。

そのことにより、子どもも大人もストレスが溜まって、暴言や暴力で困っている声がニュースでもネットでも報じられています。

家族の絆がコロナを通してより深まったとなるように、心を変えていきましょう。

シチュエーション1:家族が家事を手伝ってくれない

(出来事)家族が家事を手伝ってくれない
(受け止め方)家にいて暇なはず。なんで私ばかりが苦労しないといけないの
(感情)家族にイライラする

↓↓受け止め方をチェンジ

(出来事)家族が家事を手伝ってくれない
(受け止め方)普段から家事を手伝ってくれないから、こうやって時間が出来ても手伝おうとしないんだ。
この機会に皆で家事を分担できるように片付けがしやすくなる工夫をしてみよう
(感情)未来に希望をもった前向きな気持ち

シチュエーション2:コロナの影響で仕事が減っている

(出来事)コロナの影響で仕事が減っている
(受け止め方)もうこのままではダメだ。何もかも終わりだ
(感情)暗く沈みやる気が出ない

↓↓受け止め方をチェンジ

(出来事)コロナの影響で仕事が減っている
(受け止め方)仕事が空いた分、いま世間に求められているサービスを考え実行しよう
(感情)ピンチをチャンスに変えようと前向きな気持ち

シチュエーション3:ほとんど家で過ごしている

(出来事)ほとんど家で過ごしている
(受け止め方)テレビではコロナのニュースばかり。この先一体どうなるんだ
(感情)不安な気持ち

↓↓受け止め方をチェンジ

(出来事)ほとんど家で過ごしている
(受け止め方)コロナのニュースを観てばかりいても暗くなるだけ。
この機会に読書をしたり、勉強して自分の精神を豊かにしよう
(感情)充実感に満たされた気持ち

心が変われば世界が変わる

私たちの幸せは「出来事」が決めるのではなく、受け止め方つまり「心」が決めています。

どんなに恵まれた環境にいても、不平不満ばかりでは幸せを感じることができません。

物質的には恵まれていなくても、常に感謝して生きている人は幸せです。

心が変われば世界の見え方が変わります。

しかし、そうはいっても、ご承知の通り新型ウイルスで世界中が大混乱に巻き込まれたり、巨大地震や大型台風など、それまでの平穏がいとも簡単に壊されてしまうことを目の当たりにすると、世の無常を肌身に感じます。

心を明るく保とうとしても、夜空に花火を打ち上げるようなもので、花火が上がっている間は明るくいられますが、しょせん夜空に打ち上げているものですから花火が終わってしまえば、元の暗い闇夜に包まれ何とも言えない虚しい気持ちになります。

仏教では、どんなに物に恵まれても、家族や友人に恵まれても、心を感謝で満たそうとしても、どうしても明るくなり切らないのは、私たち一人一人が「暗い心」(仏教の言葉では「無明(むみょう)の闇」)を持っているからだと言われます

仏教の目的は、苦しみの根本原因である暗い心(無明の闇)を無くし、人間に生まれた喜びと感謝が体いっぱい満ち溢れる明るい心になることです。

苦悩の根本原因が解決すれば、心がガラッと大変わり、世界の見え方がまるで闇夜から晴天に変わるようなもので、今までと同じ環境でも喜びいっぱいの人生に様変わりします。

それを表したのが次の歌です。

山も山 道も昔に変わらねど 変わりはてたる 我が心かな

それまで人を恨み呪い苦しんでいた人生が、「この世一番の幸せ者」と感謝いっぱい大満足で生き抜くことができる幸せです。

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九条えみ

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チューリップ企画では、『月刊なぜ生きる』お客様サポートおよびウェブでの情報発信を担当しています。仏教を学んで約10年。仏教の視点からお悩み解消のヒントをご紹介できればと思います。
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