【自己肯定感を育む】自己犠牲よりも自分を大切にした方が周りの人にも優しくなれる理由


いきなりですが「自分を大切にする」ってどういうことか分かりますか?

社会人になったばかりの頃はよく分からなかったのですが、右も左も分からないながらに色々なことを経験して「あ、自分を大切にしないと周りの人も大切にできないな」とようやく気づいてきました。

気持ちが安定している人はちゃんと自分と向き合う時間を作っているんですよね。

なぜ自分より他人を優先してしまう?

根底にあるのは自分への自信のなさです。

自分に自信がないとは、自分の存在に価値を見出せていない状態ということです。

だから自分の価値を見出すには、他人から良い人と評価される必要があるのです。

他人から良い人と評価されるためには、他人の希望に応え他人を優先するようになってしまうのです。

自己犠牲で他人ばかり優先するとどうなる?

自分の本当の気持ちが分からなくなる

他人ばかりを優先するとは、自分の気持ちに耳を傾けないということです。

自分の気持ちに鈍感になってしまうと、自己理解が進みません。

自己理解とは、自分はどんなことに価値を置いているのか、どんなことに幸せを感じるのか、どんなことが嫌だと思うのか、などの自分の幸せに直結するものです。

これらが分からなくなると、どんな風に生きていけば良いのか、人生で何を優先すべきなのかという人生の根本的な方向性を見失ってしまいます。

自分で自分の人生の舵が取れない状態になっていきます。

また、自己理解が進まないと、ストレス発散方法が分からなくなったり、自分で自分の機嫌を取ることができなくなっていき、どんどんモヤモヤした思いが鬱積していくことに繋がります。

期待通りの見返りがこないと不平不満になる

自分は自分の考えを我慢して押さえつけて他人を優先しているのに、相手はいつも喜んでくれるわけではありません。

感謝されたり大事にされないと、不平不満に変わることにも繋がります。

また、自分の思い通りにふるまっている他人を見ると、自分はこんなに我慢してあげているのに、何て身勝手なんだと腹が立つ原因にもなるでしょう。

相手に怒りや不平不満が溜まる一方で、他人を優先させないと自分に価値がなくなるという思いから抜け出せず、ずるずると自己犠牲を続けてしまうので、自己犠牲はどんどん疲弊してしまうのです。

自分を大切にするとは

自分を大切にするとは、自分の心の声に耳を傾けて、自分を労わるということ。

そのために大事になってくるのが、自己肯定感だと思います。

自己肯定感とは、自分には大切な価値があると思える感覚のことです。

これは、自分の能力や才能、外見や家柄、職業や年齢といった自分の所有しているもので価値が決まるのではありません。

「自分の命にはかけがえのない価値がある」という自分の命を肯定する感覚のことです。

なぜ、自己肯定感が自分を大切にすることに繋がるのかというと、価値あるものは大切に扱おうとします。

そこら辺に落ちている石ころなら踏んでも特に気にしませんが、何千万円もする骨董品だったら傷つけないように慎重に扱いますよね。

それと同じで自分の存在に価値を感じていれば、自分自身と向き合い、どうしたら自分が前向きになれるのか考えて行動するでしょう。

自分を大切にすると周りの人も大切にできる

私たちはこの世界を自分の経験や考えというフィルターを通して認識します。

赤い色眼鏡をかけると周りが赤く見えて、青い色眼鏡をかけると青に変わるようなものです。

自分自身に対する見方はそのまま周りの人の見方にも繋がるのです。

自分の存在に価値を感じなければ、周りの人を悲しませたり傷つけても「なにが悪いの?」と開き直ってしまうかもしれません。

自分の命の価値がよく分かれば、他人にも私と同じ大切な価値があるのだと思います。

それは、他人の能力・年齢・職業・外見・宗教など、とは無関係の人間として存在している価値だと分かるようになります。

自己肯定感を育むために

自己肯定感は、命が尊いと感じられる心です。

実は、この自己肯定感を教えられたのがブッダなのです。

ブッダは2500年前のインドに生まれました。

当時、カースト制度という厳しい身分差別があり、バラモン、クシャトリヤ、ヴァイシャ、シュードラといわれる四階級に分けられていました。

一番位の低いシュードラは、高貴なバラモン、クシャトリヤとは言葉も交わせず、人として見なされていませんでした。

そのような身分差別のあった当時のインドで、すべての人は平等であり、どんな人の命も尊いと教えらえたのがブッダでした。

それを表わした言葉が「天上天下唯我独尊」 です。

詳しい意味はコチラの記事で解説しています。

↓↓

「天上天下唯我独尊」 お釈迦さまの誕生日は4月8日

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九条えみ

九条えみ

チューリップ企画では、『月刊なぜ生きる』お客様サポートおよびウェブでの情報発信を担当しています。仏教を学んで約10年。仏教の視点からお悩み解消のヒントをご紹介できればと思います。
心が穏やかになった人へ
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