「忙しい」と「充実」の違いとは?忙しいから充実へ変えるポイント


やることが多いと「忙しい」が合言葉のようになります。

忙しいと聞くと、心の余裕がなくなって疲労が蓄積していくイメージがあります。

しかし「忙しいけれど充実している」状態もあります。

忙しいと充実の違いはどこから来るのでしょうか。

忙しいときの状態

「忙しい」という字は、「心(りっしんべん)を亡くす」と書きます。

日々のささいな喜びや楽しみをじっくり味わうことが少なくなり、感情の起伏が減っている状態ですね。

たとえば、心に余裕があるときは、ココアにホッと癒されたり、同僚とのちょっとした会話が弾んで楽しかったりと、日常の一つ一つを丁寧に過ごせます。

しかし、忙しいと一つ一つに反応する余裕が無く、やるべきこと以外には省エネモードになることも。

忙しい時の心理状態を振り返ると、消極的になっていることに気づきます。

自分がやりたいからやるのではなく、やらされている感。

「なんで自分ばかりが」

「忙しいのに分かってくれない」

と、ネガティブな感情が浮かんできて、目の前のことに全集中できない状態ではないでしょうか。

充実しているときの状態

一方で、多忙は同じであっても充実しているときもあります。

充実とは、心が満たされている状態を言います。

忙しさが苦にならない、むしろ自分に活力を与えてくれます。

充実感があるときの心理状態は、積極的です。

「自分がやりたいからやっているんだ」という主体性。

有意義なことに打ち込めている満足感があります。

忙しいを充実に変えるポイント

同じ活動量でも、忙しくて疲弊する場合と、充実感があって活力になる場合があることが分かりました。

では、忙しいを充実に変えるにはどうしたら良いのでしょうか。

複数の方法があると思いますが、忙しいときにこそ確認したいのが「目的」だと感じます。

・何のためにするのか?

・誰かの喜びになるのか?

・自分にもプラスになるのか?

これらがハッキリ実感できるほど、充実感は高まります。

忙しくて心を亡くしているときには、まず、自分と向き合う時間を持ち、何のためにしているのか?を振り返りたいものですね。

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九条えみ

チューリップ企画では、お客様サポートおよびウェブでの情報発信を担当しています。仏教を学んで約10年。仏教の視点からお悩み解消のヒントをご紹介できればと思います。
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