『天気の子』主題歌「愛にできることはまだあるかい」が問う無常

こんにちは。こころ寄り添う研究家の九条えみです。

映画『天気の子』ではRADWIMPS(ラッドウィンプス)が劇中歌を手掛けました。

その主題歌が『愛にできることはまだあるかい』です。

何もない僕たちになぜ夢を見させたか
終わりある人生になぜ希望を持たせたか

なぜこの手をすり抜けるものばかり与えたか
それでもなおしがみつく僕らは醜いかい
それとも、きれいかい

答えてよ

『愛にできることはまだあるかい』

この歌詞には「無常」が表現されていると感じます。

無常とは

無常についてこんな記事がありました。

どんなことを「 無常 」というのでしょうか。

今、美しく咲いている花も、長くは続きません。やがては枯れて、散っていきます。

春の陽気を楽しんでいても、やがて、じめじめした梅雨が来て、猛暑に襲われるように、季節は移り変わっていきます。

自分が住んでいた土地へ、何年ぶりかで帰ってみると、あの家がなくなっている、こんな所にビルが建っている……と、大きな変化に驚くことがあります。

このように、続かないこと、常に変わっていくことを 「 無常 」といいます。「ずっと変わらないものはない」という意味です。

(『月刊なぜ生きる』令和元年10月号より)

そして本誌の中では 「 無常 」を見つめていくと、「自分の死」に行き着くと書かれてあります。

RADWIMPSの曲にも「終わりある人生」と歌われているように、人生には終着駅があります。

駅を降りたその先を問いかける

電車が目的の駅につけば、駅を降りてそれぞれの場所に向かいます。

ある人は会社へ、ある人は友人との待ち合わせに。

人生を列車にたとえるならば、終着駅は自分の死です。

駅についたらそれぞれの場所に向かうように、人生の終着駅についたあとは、どこへ行くのでしょうか?

もう少し知りたい人は「死んだらどこへ行くのかな?死ぬって怖いな」と思ったことのある方へをご覧ください。

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九条えみ

チューリップ企画では、お客様サポートおよびウェブでの情報発信を担当しています。仏教を学んで約10年。仏教の視点からお悩み解消のヒントをご紹介できればと思います。
心が穏やかになった人へ
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