チャンスを逃している人が、チャンスをつかむ人に変わる方法とは?

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こんにちは。”伝わる”技術研究家のみさきです。

最近、元同僚が結婚をしました。10年来の友人の結婚の知らせは、感動で胸がいっぱいになりました。
ただ、彼女のことを想っていた別の男性の同僚を知っていたので、彼女の心を射止めた違いは何だったのだろうかと、ふと考えてしまいました。
その男性も、気の優しい素敵な人だったからです。

チャンスをつかむ人、チャンスを逃してしまう人

「チャンスの女神は前髪しかない」ということわざがあります。

チャンス(好機)はすぐにつかまなければ、後からつかむことは出来ないという意味です。

誰もがチャンスをつかみたいと願っていますが、チャンスをよくつかむ人と逃してしまう人があります。

たとえばよく聞く話ですが、職場に「あの人と付き合いたいな」と思っている素敵な人がいました。

「あの人は私のことをどう思っているだろう」
「告白しようかどうしようか」

と数カ月悩んだ末、自分の想いを伝えようと、ようやく決意した矢先に、その憧れの人が最近別の人と付き合い始めていたことを知り、ショックを受けた、という経験のある方も少なくないと思います。

私もそんな経験がありますが、前述の「チャンスの女神は前髪しかない」の言葉が身にしみました。

また先日NHKで仮想通貨で「億り人(おくりびと)」になったという特集が放映されていました。

「億り人」とは、株やFXなどで1億円以上の資産を築いた人のことをいいます。

「じゃあ、私も」と今から参入しても、これからは簡単じゃないみたいです。

チャンスをつかむ人と逃す人の違いとは?

このようにチャンスをつかんで成功する人と、チャンスを逃して成功できない人とあります。

この違いは何なのでしょうか?

運が良かった、悪かった、だけのことなのでしょうか。

仏教では、幸せや不幸という結果は「因」と「縁」が結びついて生じると教えられています。

「縁」とは、これまでお話ししてきたチャンス(好機)のことです。

先ほどの例でいうなら、職場にいた素敵な人や仮想通貨が「縁」です。「因」とは、自分の行いのことです。

素敵な人という「縁」がどれだけ近くにあっても、自分に「因」がなければ、付き合うという「結果」は結びつかないのです。

この場合の「因」とは、笑顔だったり、誠実さだったり、気配りだったり、積極性だったり、の自分の行いです。

「億り人」となった人も同じことがいえます。

仮想通貨バブルとなる前からインターネット上の動向を先読みし、研究、情報収集、人脈の拡大、視野を広げるなど、あらゆる努力をしていたのだと思います。

それが「因」で、仮想通貨ブームの「縁」と結びついて、億単位の収入という「結果」を得たのです。

自分の行動に目を向けず、「縁」(チャンス)だけを待っていても、幸せな結果は得られないのです。

「縁」(チャンス)をつかみ、幸せな結果を得るには、自分の行為が必要不可欠なのです。

徳川将軍家の剣術指南を勤めた柳生家(やぎゅうけ)の家訓にもこうあります。

小才は、縁に会って縁に気づかず。

中才は縁に気づいて縁を生かせず。

大才は袖(そで)振り合う縁をも生かす。

運が悪いと恨んだり、ひがんだりせず、袖触れ合う縁も生かせるよう、自分の行いに目を向けていきたいなと思います。

まとめ

同じような状況にあって、チャンスをつかむ人と逃してしまう人がいます。

いつチャンスの風が吹くかわかりません。

常に自分の行動に磨きをかけ、いつチャンスが来てもつかめるように準備をしておきたいですね。

そのためには、自分を育てる時間の確保が大切です。

続きはこちらをぜひお読みください。

時間管理をうまくするには?|毎日を後悔で終わらせないための3つのステップ

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みさき

はじめまして、みさきです。 チューリップ企画で「動画で学べる仏教」を制作しています。 10年間、旅のプランニングの仕事を通して、幅広く多くの方々とお話してきました。旅には各々の想いがあり、じっくりとお話をしながら旅のお手伝いをしていきます。人と関わる中で人間関係で悩んでいる人が多いことを知りました。 8年前に仏教とご縁があり、人間の心についてずば抜けた洞察の深さに感動して、今の仕事に至っています。日常の悩みについて仏教ではどう教えられているかを発信してゆきたいと思います。
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