相手に求めてばかりだと人間関係は変わらない|ポイントは自分から動くこと
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
お悩み解消研究家のわかです。
なんとなく、いつも周りの人とギスギスしている。
コミュニケーションがうまくいかない。
そんな悩みはないでしょうか。
人間関係といってもさまざまですから、単純にいくものでもないでしょうが、根本的な部分で、どんな相手にも共通するポイントがあるのです。
今回は、人間関係を円滑にする秘訣について書いていきたいと思います。
因か縁を変えれば結果は変わる
あらゆる物事は、原因と結果の関係で成り立っています。
結果が起きたのなら、そこには必ず原因があるのですし、何か行動を起こせば、何かしらの結果となって現れます。
しかし、原因があっても、それだけで結果があらわれるわけではありません。
植物でも、種さえあれば花が咲くかと言ったらそうではなく、土や水、日光などの環境がそろっていなければならないでしょう。
このように、仏教では直接的な原因を因、間接的な原因を縁と言われ、因と縁が両方そろってはじめて結果があらわれると教えられています。
因が変われば、当然結果は変わりますが、因が変わらなくても縁が変われば結果は変わるのです。
人間関係に置き換えると
因と縁と果を、人間関係に置き換えてみましょう。
まず、「人間関係がギスギスしている」という結果があるとします。
因は私の行いであり、縁は相手の行いと言えるでしょう。
関係がギスギスしているのには、相手が挨拶を返してくれないとか、意見が合わなくてケンカばかりしているなど、いろいろあるかもしれません。
因か縁、どちらかを変えれば結果が変わるのならば、私か相手、どちらかが行動を変えれば、結果は変わるはずです。
自分が変えられるのは自分だけ
では、因と縁はどちらを変えるべきでしょうか。
私たちは、つい相手に変化を求めがちです。
もう少し優しくしてほしいとか、話を聞いてほしい、もっとテキパキ動いてほしい、などなど。
ところが、いくらそう思っても、私が相手をコントロールすることはできません。
相手が思うように動いてくれず、よけいにイライラするだけではないでしょうか。
だからこそ、まず変えるべきなのは因(自分の行い)なのです。
相手が挨拶してくれないから自分も挨拶しない、ではなく、相手の反応はどうであれ、自分は挨拶を続ける。
意見が合わないと思うなら、自分の主張は一旦おいて、相手の言い分に耳を傾けてみる。
ちょっとした変化であっても、自分から歩み寄ることで関係性は少しずつ変わっていくのではないでしょうか。
まとめ
お互いにけん制し合っていたら、関係は変わらず膠着状態になります。
しかし、どちらか一方でも一歩歩み寄ることができたら、その分距離は近づくのです。
相手が近い立場であればあるほど、変に意地を張ってしまうものですが、その気持ちをぐっとこらえて、自分から行動を変えてみてはいかがでしょうか。
すぐには関係が変わらなくても、積み重ねることで着実に変化は生まれると思います。
わか
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