その愚痴、相手を不快にさせてない?|相手も自分も不快にさせないストレスの吐き出し方


こころ寄り添う研究家の九条えみです。

電話応対をしていると、話の流れで悩み事や愚痴を言われる方があります。

聞いていて自分もしんどくなるような愚痴と、平気な話し方の人があります。

ストレスは軽いうちに発散する方が心身ともに健康に過ごせるので、嫌な出来事は溜め込まない方が良いと思いますが、発散の仕方は工夫が必要でしょう。

今回は「相手も自分も不快にさせないストレスの吐き出し方」について思ったところを書いていきます。

相手を不快にさせる愚痴とは

嫌なこと辛い出来事が起こった時に思ったことをそのまま口に出すと不平不満の愚痴になります。

たとえば、こんな風な言い方です。

「職場のAさんにはいつも迷惑かけられてばかりだ。悪いのはAさんだよね?そう思うよね?」

「なんでこんなに暑いんだ!イライラする」

「夫が何もしないでダラダラ、あぁぁイライラ!」

愚痴は聞いている方も嫌な気持ちになりますし、言った本人も嫌な出来事を思い返して余計に怒りや憎しみの気持ちが上乗せされるでしょう

なぜ愚痴を聞くと嫌な気持ちになるのか?

相手を不快にさせる愚痴には、共通点があります。

それは「自分は悪くない、相手(環境)が悪い」という他責思考です。

上にあげた具体例は、どれも他人や環境のせいにして、自分を振り返る姿勢はありません。

そもそも「愚痴」とは仏教から出た言葉で、「恨(うら)み妬(ねた)む心」のことです。

なぜ相手を妬み恨むのかというと、因果応報が分からないからです。

「因果応報」も仏教から出た言葉で、原因に応じた結果が報いてくるという意味で、善い行いは善い結果をもたらし、悪い行いは悪い結果が返ってくるということです。

過去にやった自分の悪い行いは棚に上げて、相手や環境を恨み妬むのは、因果応報が分かっていない気持ちの表れといえます。

だから、他責思考の愚痴を聞かされると、モヤモヤした気持ちになるのでしょう。

発散するなら「笑い」をプラス

そうは言っても嫌なこと辛いことを自分の中に溜め込んでストレスを抱えるのもしんどいですよね。

相手に不快感を与えず、自分も上手にストレス発散するには「笑い話」に着地させてみてはいかがでしょうか。

「毒舌」という話法がありますが、ズバズバと毒舌を言うマツコ・デラックスさんがテレビ番組に引っ張りだこなのは相手を傷つけないからでしょう。

核心をズバッと言い当ててくれる。でも相手への配慮は欠かさない。そんな言い回しだからこそ、笑える毒舌になっているのだと思います。

ですので、嫌な出来事や相手に共感してもらいたい内容を言ってから、最後は笑い話に着地させると柔らかく聞こえると思います。

具体的な言いまわし

たとえば、こんな風な言い回しだと印象も変わるでしょう。

<ただの愚痴>

「なんでこんなに暑いんだ!イライラする」

<笑いをプラス>

「毎日ほんとに暑いですね~!もはやサウナ(笑)タダで毎日サウナですよ(笑)」

<ただの愚痴>

「夫が何もしないでダラダラしてばかり。あぁぁイライラ!」

<笑いをプラス>

「家事は女がするものと思っているのか夫はホントに何もしないのよねぇ。
ルンバの方がよほど働き者!好きなタイプ?ルンバよル・ン・バ!」

言い方も嫌そ~うな表情で言うのではなく、笑いながらあっさりと言うのがポイントだと思います。

笑い話に変えれば、嫌な出来事も「まぁ、いっか!」と気持ちが軽くなります。

相手も笑える話なら聞いていて明るくなります。

自分も相手も双方が明るくなるのではないでしょうか。

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九条えみ

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チューリップ企画では、『月刊なぜ生きる』お客様サポートおよびウェブでの情報発信を担当しています。仏教を学んで約10年。仏教の視点からお悩み解消のヒントをご紹介できればと思います。
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