表情で察してもらうコミュニケーションより言葉でしっかり伝えよう

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こころ寄り添う研究家の九条えみです。

「言いにくいことも表情で察してもらいたい」と思うことはないでしょうか

人間は喜怒哀楽を表情で表すので、表情の微妙な差から「今日は機嫌が良さそうだ」とか「今の言葉は気に障ったかな」と誰でも感じ取れるものだと思っていました。

だから、言いにくいことも少しの表情の変化で自分も伝えているし、相手にも伝わっているだろうと思っていたのですが、実は微妙な変化に気づきやすい人とそうでない人がいるようです。

微妙な変化にも気づきやすい人は「HSP」の特性があるかもしれません。

(HPSについて詳しく知りたい方は『敏感で生きづらい人はHSPかも|HSPとは?心を軽くする2つの方法もご紹介』でご紹介しています)

このようにハッキリ言わないと分からないこともあるので、表情で察してもらおうとするコミュニケーションは、本来の意図が伝わりづらく、結果的に自分が我慢したりとコミュニケーションギャップが生まれやすいのです。

今回は言葉で伝える大切さを書いていきます。

表情で訴えるコミュニケーションのデメリット

自分の感情が抑圧される

表情で察して欲しい場合は、言いづらいけど言葉に出すのは憚(はばか)られるときだと思います。

たとえば、ものすごく目上の方に対して意見を言いたいが言える空気じゃない時などが挙げられると思います。

しかし、止むを得ず要求を飲んだとしても、自分の感情と合わないので、だんだんとストレスが溜まっていきます

また、自分の感情を抑えることに慣れてしまうと、本当は自分が何をしたいのかさえ分からなくなってしまうかもしれません。

本来の自分と周囲のイメージがかけ離れる

さらに、本当は不得意だったり無理してやっていることでも、周囲の期待や要求を飲んでばかりいると、だんだんとそういった方向にイメージが定着していきます

たとえば、本当はエネルギッシュな方じゃないのに、外で活動するような仕事ばかりを引き受けていると、そういった役ばかりが回されることになります。

しかも、そこでも周囲の期待に応えようとして、無理してエネルギッシュな自分を演じていると、傍(はた)から見ると楽しそうにやっているから案外平気なんだと間違ったレッテルを貼られてしまうかもしれません。

手助けの仕方が分からなくなる

辛い表情やしんどそうな表情をされても、具体的な理由は言葉にしないと分かりにくいです。

ただ単に今日は体調が悪いのか、プライベートで何か辛いことがあったのか、それとも任せたことで凄く負担がかかっているのか。色々考えられます。

具体的に何に困っていて、どういう助けがあると嬉しいのかを言葉で伝えないと、助けたくても実行に移すのは難しいかもしれません

周囲もモヤモヤするし、自分も無理を重ねてしんどさを引きずってしまいます。

自分の気持ちは言葉で伝える

以上の理由から、自分の気持ちはきちんと言葉で伝えた方がコミュニケーションで悩まないでしょう

周囲から期待されることと、自分の特性が必ずしも一致するとは限りません。

まずはチャレンジ精神でやってみるのも自己理解や成長には大事でしょう。

しかし、やってみて「相当無理をしないと続けられない」と分かることもあるでしょう。

そういう場合は、しっかり言葉に出して伝えて良いのではないでしょうか。

言葉で伝えることで、自分の現状を周囲の人にも理解してもらいやすくなりますし、自分の特性に合った依頼や仕事が回って来やすくなるでしょう。

例えば私はこうしてブログを書くようになったことで自分とはどんな人間なのかを周囲に知ってもらえたのか、自分に合った仕事や人間関係に変わってきたと感じています。

ストレスも減るし、自発的に成長したいと意欲も出るので、伝えることは本当に大事だと思います。

言い方を配慮する

ただし、何でもかんでも自分の思った通りに言葉にすると、相手に不快感を与えたりと人間関係を損ねてしまいます。

ストレートに言うときつく聞こえる言葉を和らげるために「クッション言葉」が使われます

たとえば、依頼を断る時のクッション言葉は、

・あいにくですが
・申し訳ありませんが
・ご期待に添えず心苦しいのですが

などがあります。

クッション言葉を使えば、相手への配慮を表現できたり、言いづらいことも言いやすくなり自分の負担も減るでしょう。

私も電話応対で、クッション言葉を意識して使うようにしていますが、苦情対応や、ややこしい要求をしてくる人にも適切にこちらの見解を伝えることができると実感しています。

また、仕事の場面で、「できない」と言えないために表情で苦しい状況を察してもらおうとすることがあるかもしれません。

しかし「できない」と伝えた方が自分にとっても会社にとっても双方良いことかもしれないのです。

→「できない」と言えず仕事を抱え込むあなたへ|抱え込まない方が得する3つの理由

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九条えみ

九条えみ

チューリップ企画では、『月刊なぜ生きる』お客様サポートおよびウェブでの情報発信を担当しています。仏教を学んで約10年。仏教の視点からお悩み解消のヒントをご紹介できればと思います。
心が穏やかになった人へ
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