なぜ若者は突然会社をやめていくのか?|若者から評価される時代

ヒロ☆カズ ヒロ☆カズ

心穏やかアドバイザーのヒロカズです。
大学を卒業し、入社4か月目で会社を辞めた若者と話をしました。
瞬発力が求められる企業だったそうですが、本人の自己分析では瞬発力より持久力が持ち味だったそうです。
まったく別の力を要求された為、ミスマッチが起きた悲劇を耳にしました。
4か月で辞めた若者を根気がないとみるか、思い切った決断だったとみるか、意見が分かれるところでしょう。

目次

  • 若者が育ってきた環境を知る
  • 若者から上司が評価される時代
  • 遊牧民的な感性と向き合う
  • まとめ

若者が育ってきた環境を知る

「今の若者は何を考えているかわからない」と言う人が多いですが、「若者が何を考えているか、どれだけ悩んでいますか?」と聞かれると反省することしきりです。

今の若者には小学校の出し物で主役、脇役と決めず、全員が主役を持ち回りでやったり、運動会で順位をつけず、全員同時にゴールした経験のある人が多いのではないでしょうか?

順位をつけるのは悪い、差別だという意見は一面を表していますが、自己が確立していない子供にとって客観的評価である順位は自分の立ち位置を知る重要な指標でしょう。
数字であらわされた評価によってその子の教室での立ち位置はある意味、鮮明になります。
私の時代はそうでした。
成績が貼り出されることで立場は固定しますが、心は安定したという人が多かったと思います。
安定した心の状態で成長した子供はやがて自分の中で基準を確立し、一人の大人となって社会に羽ばたいていく。
それが40代以上の方々ではないでしょうか?

ところが、「順位は差別。みんな平等」という風潮が広がる中、世の中でも格差問題が取り上げられ、順位をつけることに反対する人たちが現れ始めました。

「子供の成績評価は絶対評価。他の子供と比べるとその子の個性が失われてしまう。」ということを聞いたことがある人もいるでしょう。
成績に順位をつけなくなったのです。
その為、子供は立ち位置を確認する客観的評価がなくなりました。
代わりに立ち位置を決める基準になったのが、大人顔負けの人間関係力だと言われています。

関係性は目に見えず、状況によって変化するので、常に立ち位置が安定しない状況が続きます。
その為、立場は流動的になり、心は不安定になりました。
不安定な心のまま社会人になった若者が今の時代は多いのかもしれません。

若者から上司が評価されている

数字よりも人間関係力で評価してきた現代の若者にとって、肩書き以上に人としての人間性が上司に問われる時代がやってきているのかもしれません。
上司にあたる人は若手から自分は

  • どう見られているのか?
  • どう思われているのか?
  • どう評価されているのか?

これを考える必要がある時に来ているのではないでしょうか?
かつて定年退職した後、年賀状の枚数がガタ落ちしてショックを受けている人を見たことがありますが、今後は現役時代から、期待していた新人が去っていくというショッキングな事例が後を絶たなくなるのかもしれません。

こんなことを申し上げると「部下の顔色を窺っていたら仕事が進まない」や「まったく今の若者は・・・」などというお叱りを頂きます。
確かにおっしゃる通りですし、特に日本が右肩上がりの時代に生きてきた人ならば特に強く思われるでしょう。
しかし、終身雇用の保障がなくなり、大企業が一夜にして倒産する産業突然死時代に突入している現代。
生活が保障される業界はどこにもないのが実態ではないでしょうか?

失われた20年と言われ、長引く不況下で育った現代の若者にとって未来、今よりよくなることはないというのが漠然とした実感だと言われます。
逆に言えば、「今が一番いい。今が一番幸せだ」と思っているのが本音ではないでしょうか?
実際、未来に希望がなくなると今の幸福感があがるというデータがあります。

会社の未来に保障がなく、今が一番いいと感じているのが若者ならば、同じ会社に長く止まることで得られるメリットは昔に比べて心の面でも物の面でも減っているのではないでしょうか?

 

遊牧民的な感性と向き合う

今から8年前、肝臓病の闘病中だった私は、ある学生サークルのスポーツ企画を観に行ったことがあります。
参加した学生はバスケ、バレー、バドミントン、卓球に分かれて始めました。
ところが、しばらくすると、参加した学生は次々と種目を変えて、別のメンバーと別のスポーツを始めていたのです。
スポーツ企画の時間は2時間でしたが、参加した学生は誰一人、一つの種目に留まることなく、約20分ごとにバスケ、バレー、バドミントン、卓球とローテーションしながら楽しんでいました。
しかも、初めにバスケをやった人がすべての種目をやった後、もう一度バスケに戻ってきたのです。
この動きを、参加した15、6名全員がやっていました。

これは衝撃でした。。。

ちょうど、遊牧民族が拠点を変えながら、転々と移動し、生活環境に最適な場所を選ぶような動きに感じたからです。
もし、最適な環境を無意識に選ぶ感覚が小さい頃から育っているとしたならば、同じ会社に止まることで得られるメリットが昔に比べて減っている現代、簡単に会社をやめていく若手がいるのも納得がいきます。

同じ会社に若者をとどめるにはやはり上司の努力が必要になってくるでしょう

まとめ

若者の過ごしてきた環境を理解し、上司も変わる必要があります。
部下は上司から、上司は部下から評価を受ける相互評価の時代、上司の人間性を高める努力の重要度は日々増しています

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ヒロ☆カズ

ヒロ☆カズ

チューリップ企画のヒロ☆カズです。
31歳で肝臓の病気にかかり、2度の入院を経験しました。朝起きて仕事に行く。休日は友人と出かけるという当たり前の日常を失い、初めて、朝起きて仕事に行けることが当たり前でないことに気が付きました。
当たり前の1日がかけがえのない1日であることに気づけば、悩みが感謝の心へ変わるのかもしれません。闘病中に読んだ本や勇気をもらったさまざまな言葉からヒントを紹介したいと思います。
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