仕事で成長したい！｜「成長する人」と「成長しない人」の違い
こんにちは。”伝わる”技術研究家のみさきです。
今回シェフである友人から、仕事で成長する４段階の話を聞き、心に残りましたので、紹介したいと思います。
シェフに学んだ、仕事で成長するためのステップ
美味しい料理を作る４ステップを、ハンバーグを例に教えてもらいました。
（1）知っている
（2）作ったことがある
（3）できる
（4）食べる人に寄り添える
（1）「知っている」とは、
レシピを見て作れる気になる段階。
ハンバーグの作り方を一応知った人です。
つなぎを入れることを知らず、肉そぼろになってしまう人は、この１の段階にも達していない段階といえるでしょう。
（2）「作ったことがある」とは
実際に手を動かしレシピの順番通りに作って、一応カタチだけはできる人です。
しかし経験不足で、焼き具合がわからず生焼けだったり、調味料のさじ加減を間違えたりして、まだ人から美味しいと言ってもらえない段階です。
（3）「できる」とは、
料理経験を重ね、おいしいハンバーグが作れるようになった人です。
ここまでくると、レシピには説明がない部分の行間も読めるようになります。
レシピの行間とは、野菜の刻み方、焼き具合、ソースの配合 盛り付けなどです。
他人が食べて、美味しいと言ってもらえるハンバーグが作れるようになるこの段階は腕のある人でしょう。
ところがこの段階ではまだ一流のプロとは呼べない、というのです。
一流のシェフの認定がもらえるレベルは次の４の段階に到達している人です。
（4）「食べる人に寄り添える」とは
何を作るかより、誰のために作るか、を考える人です。
体調や気分を読み取って、食べる時の感情を先読みして、そこへ着地する段階です。
・高血圧のおじいちゃんの体調を考えて、塩分少なめ、
・ダイエット中の女性が喜んで、かつ美味しく食べられる、
・野菜嫌いな子供が喜んで食べられる
相手に応じて、その人オリジナルのハンバーグを作れる人です。
仕事で成長するには、相手が感動するサプライズを提供する
友人の話を聞いて、どんな仕事もこの４段階に当てはまるなと感動しました。
こうして私が文章を書くのも４段階を考えてみますと、
（1）「知っている」段階では、
文章を磨く本を読んでいても、何が言われているか実感わきません。
（2）「作ったことがある」段階では、
人のブログや文章を磨く本を真似ながら、何とか１記事が書けるようになる段階です。しかし文章の構成がめちゃくちゃで、どう書き出しまとめたら良いか、悩むばかりで、とりあえず何か書いたという段階です。
（3）「できる」段階では、
自分で情報をインプットして、なるほどと思えるようになり、人から読みやすいねとちょっとずつ言われるようになる段階です。
（4）「食べる人に寄り添える」段階では、
自分の文章を読んだ人が心動かされ、行動が変わる段階です。
自分はまだ２の段階で、たまに「わかりやすい」と言われると、３になったかと舞い上がって、また２に戻るという状態ですが、本当は４段階を目指さなければならないと思っています。
文章で食べていける人というのは、読んだ人が悲しくなったり、うれしくなったり、悔しくなったり、しかもそれが涙流すまでに、心が動かされる文章が書ける人であり、それが（4）のステージの人なんだと思います。
なかなかできる人がいないから、プロと呼べる人は少ないのでしょう。
仕事で成長するのに大切な視点とは？
仏教では自利利他（じりりた）が幸せへの道のりだと言われます。
他人の幸せ（利他）に徹することが、自分の幸せ（自利）となって返ってきますよ、と教えられています。
文章であれ、接客であれ、仕事でどうしたら良いかと悩んだ時は、自分の仕事のお客さまはどんな人で、どうしたら喜ぶだろうという視点で考えていける段階を目指したいなと思います。
まとめ
仕事でいろいろな役割を任されるようになると、「その期待に応えたい」という気持ちになります。
ところが「どうすればよいか」と悩むばかりで、なかなか行動にうつせないことがあります。
そんな時に、「自分のお客さまはどうしたら喜ぶだろう」と相手の幸せを考えると、今自分がするべき具体的な行動が見えてきます。
仕事で成長するには、この自利利他（じりりた）の視点が大切なのです。
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みさき
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