顔色をうかがうのは疲れた|顔色をうかがう自分を楽にする3つの考え方

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こんにちは。こころ寄り添う研究家の九条えみです。

他人の顔色をうかがいすぎて疲れることはないでしょうか?

他人に気を遣える人を見ると精神的に大人だと思いますし、身勝手に振舞うよりは顔色をうかがって足並みをそろえる方が周囲と上手くやれるような気がするので、ついつい顔色をうかがってしまうのだと思います。

とくに、日本人は農耕民族だったゆえに共同体意識が強く、他人との協調性を重んじる傾向にあります。

しかし他人の顔色をうかがってばかりいると、疲れてしまいますよね。

私は『月刊なぜ生きる』のお客様窓口の仕事をしていますが、ちょうど10月号にこのことに関連する内容が掲載されていました。それを通して、顔色をうかがう自分に疲れた場合に、楽になる考え方をご紹介します。

顔色をうかがってばかりの自分に嫌悪感

『月刊なぜ生きる』のコーナー「明橋大二先生のハッピーアドバイス」では、心療内科医の明橋先生がお悩みに答えてくださっています。

Q.人の顔色ばかり気にする自分に嫌悪感を持っています
子どもの頃から、内にこもる性格でした。
人と話をしていても、自分が、相手からどう見られているのか気にしすぎてしまい、気軽に話すことができません。
町内会の役員をすると、どうしても人と接する必要が出てきます。最低限の話で済ませるよう努めるだけで、疲れてしまいます。
人の顔色ばかり気にする自分に嫌悪感を持っています。
もっと楽になれる方法はないでしょうか。(58歳・女性)

顔色をうかがうのは気を遣えるやさしい人

「人の顔色ばかり気にしてしまう」という悩みを持つ人は、私は決して少なくないと感じています。そのような人は「自分が言ったことで相手はどう思っただろうか」「怒ったのではないか」「悪く思われたのではないか」と、いつまでもくよくよ考えて、それだけで疲れてしまいます。

また、自分が話している時に、相手の表情がちょっと変わっただけで、「気分を害したのではないか」「どうフォローしたらいいだろう」と、どぎまぎしてしまいます。相手は決してこちらの言葉で不機嫌になったのではない、何か嫌なことを思い出して、それで表情が曇ったのかもしれないのに、それでも自分のせいだ、と思ってしまうのです。

私は、こういう人は、きっと人に気遣う、優しい人だと思います。相手を怒らせないように、心地よくなるように、言葉を選んで、気を遣って接している。そんなあなたの性格をよく知っている人なら、その心遣いに感謝こそすれ、悪く思うようなことは決してないと思います。

(中略)

それでも、やはり相手の顔色ばかり見ていると、人間関係に疲れてしまう、ということもあります。そこで、そういう人がもっと楽に生きられるためのいくつかのアドバイスをしたいと思います。

アドバイス1.自分の感じ方、考え方に自信を持つ

あなたはきっと、自分と相手の考え方が違ったら、ついつい相手に合わせてしまい、「自分がおかしくて、相手が正しいのだ」と思いがちなのではないかと思います。

「相手に悪く思われたら、それは自分が悪いのだ」と思ってしまうのだと思います。

しかし、ご年齢をうかがえば、58歳とあります。58年間、この困難な世の中を生きてこられたのです。さまざまな経験、さまざまな知恵を身につけてこられたと思います。

そういう経験を通じて培われたあなたの感じ方、考え方には、一定の真理があるはずです。

もちろん、相手には相手の考え方があると思いますが、あなたにはあなたの考え方があるのです。たとえ双方の考え方が違ったとしても、決して自分が間違っていると思う必要はありません。あなたはあなたの考え方、主張を持っていいのです。

アドバイス2.「相手の表情を読みすぎる」ことがあることを知る

表情といっても、つまるところ、相手の顔の筋肉の動きであり、表面的なものです。それで相手の心を全て読み取れるわけではありません。

相手が、嫌なことを思い出した、それがたまたまあなたが話している最中だったために、あなたは自分の話に腹を立てたのだ、と思ったかもしれません。しかし実際にはそうでないことも多いのです。

相手の気持ちを「深読みしすぎる」ことで、逆に相手の本音から遠ざかってしまうこともあるのです。

アドバイス3.たとえ相手の機嫌を損ねたとしても、致命的なことではない

それでも人間関係は複雑ですから、相手を怒らせること、機嫌を損ねることもあるかもしれません。

しかしでは、相手が怒ったからといって、それは100パーセントあなたの落ち度なのでしょうか。

人間というのは、正しいことを言われても、否、正しいことだからこそ、言われて腹を立てる、ということがあります。あなたが相手にとって都合の悪いことを言ったから、腹を立てるということもあるのです。それは必ずしも、あなたの言ったことが間違っているとは限らないのです。

今日ほめて 明日悪く言う 人の口 泣くも笑うも ウソの世の中」という言葉があります。人の都合というのは、コロコロ変わります。そのコロコロ変わる相手に合わせていては、こちらも振り回されるだけです。

相手に合わせることも大事ですが、もっと大事なことは、自分が人間として正しい言動をする、ということではないでしょうか。

振り返るべきなのは、相手が怒ったかどうかということよりも、自分が人として、正しい言動をしていたかどうか、ではないでしょうか。

それさえ、間違っていなければ、何を思われようと、あなたは堂々としていてよいと思うのです。そうすれば、怒った相手も、後になって自分の非を知るかもしれません。

『月刊なぜ生きる』令和元年10月号より)

まとめ

他人の都合はコロコロ変わりますので、そんな他人に合わせようと顔色をうかがってばかりだと疲れてしまいます。時として、そんな自分に嫌悪感を抱いてしまうこともあるかもしれません。

しかし、顔色をうかがうというのは人に気遣える優しい性格なのではないでしょうか。そんなあなたの心遣いを理解してくれる人は、感謝こそすれ悪く思うようなことは決してないと思います。

一方で、どんな言葉を言えば相手が喜ぶか、相手を不快にさせる言葉は何か、常にアンテナを張って気を遣ってばかりいると人間関係が嫌になることもあるでしょう。

顔色をうかがう人が楽になる3つの考え方を明橋先生がアドバイスしてくださっています。

1.自分の感じ方、考え方に自信を持つ
2.「相手の表情を読みすぎる」ことがあることを知る
3.たとえ相手の機嫌を損ねたとしても、致命的なことではない

他人の顔色をうかがうのは、人間関係を円滑にするのに役立つこともありますので良い面もあると思います。

しかし、顔色をうかがってばかりいて、自分を否定する必要はないのではないでしょうか。

他人の顔色をうかがうよりも、人として正しいことをしたかどうかに重きをおいたほうが、自分の感じ方・考え方に自信をもつことに繋がるのだと思います。

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九条えみ

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チューリップ企画では、『月刊なぜ生きる』お客様サポートおよびウェブでの情報発信を担当しています。仏教を学んで約10年。仏教の視点からお悩み解消のヒントをご紹介できればと思います。
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