「自分に厳しい」「自分に優しい」どちらが人に優しくできる?

自分に厳しいと、他人にも厳しくなる

「もっと頑張らなくちゃ」

「こんな自分ではいけない」

そう思うことはありませんか?

自分を奮い立たせているように思うかもしれませんが、これは暗に「今の自分ではダメだ」と自己否定しています。

「もっと結果を出さなくちゃいけない」

「疲れた顔せずに、頑張らなくちゃいけない」

こういった「〇〇すべき」思考の裏で、自分の感情を抑圧してはいないでしょうか?

自分の感情を素直に受け入れるのは「甘えだ」と思い自己否定していると、周りの人がちょっとあくびをしたり、マイペースで気ままにやっている姿を見ると「私はこんなに頑張っているのに!なんであの人は呑気なんだ!!」と他人にも厳しくなるようです。

人に優しく、自分にも優しく

知人が語ってくれた人生のモットーが、とても素敵でした。

「『人に優しく、自分に厳しく』って普通は言うけれど、私のモットーは『人に優しく、自分にも優しく』なんです。
人が困っていたら助けるし、そうしていたら自分が困った時に助けてもらえると思う
でも見返りは求めないようにしたいです」

その知人は、失敗した時に「まぁ、失敗する時もあるよね!」と割り切って、あまり落ち込まないそうです。

だから誰かが失敗しても寛容でいられるそうです。

自分自身に対しても、周りの人に対しても、優しい気持ちを持っているんですね。

アメリカの自己啓発作家であるロバート・コンクリンも次のように言っています。

あなた自身を好きになる。
これはたいへん重要です。

この世は自身を
どう考えるかの反映といえます。

あなたが他人の中に何を見るか、
それはあなたがあなた自身の中に、
何を見るかによって決まります

自分を大切にすると心にゆとりが生まれます。

そのゆとりで、相手にも優しくできるのではないでしょうか。

自分も相手も温かい気持ちになれる関係を築いていきたいですね。

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九条えみ

チューリップ企画では、お客様サポートおよびウェブでの情報発信を担当しています。仏教を学んで約10年。仏教の視点からお悩み解消のヒントをご紹介できればと思います。
心が穏やかになった人へ
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