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親子関係の修復に一番大切なことは?|分かってほしいからこそ衝突する

わか
2019年7月24日

いつもお読みいただきありがとうございます。
お悩み解消研究家のわかです。

先日ある70代の男性から伺った話です。

その方は若いときから、障害を持った子どもたちの教育に関心を持っていたのだそうです。
そのため、大学を卒業してすぐに特別支援学校の教員として働くことを決めました。

ところが、当時特別支援教育には多くの偏見の目が向けられていました。
お母さんは応援してくれたものの、お父さんは決して認めてくれず、ずっと反対されていたのだそうです。

親子関係において衝突はつきものかもしれません。
特に親子関係は意地を張ってしまう部分もあるので、修復は簡単ではないでしょう。

今回は、親子関係の修復に大切な点を考えてみたいと思います。

親子関係で意地を張るのはなぜ?

家族、特に親子の間で意地を張ってしまうことはないでしょうか。
それは、私たちの心に原因があるのです。

仏教では、誰しも煩悩があると教えられています。
煩悩は108ありますが、その中の1つに「慢(まん)」という自惚れ心があります。

お釈迦さまは慢の1つに「我慢(がまん)」という心を挙げられています。
我慢とは、今日で使われるような忍耐すると言う意味ではなく、自分の思いをどこまでも押し通そうとする自惚れ心のことを言われます。

この心があるからこそ、ついつい意地をはって衝突してしまうのです。
そして、それが顕著に出るのが親子関係ではないでしょうか。

反対するのも親心

冒頭の話で、お母さんは応援してくれたのに、なぜお父さんは反対されたのでしょうか。
話をお聞きして、息子さんのことを心配されてのことだったのではないかと感じました。

その当時、特別支援教育に対する風当たりは相当強かったといいます。
その中いばらの道を進もうとする我が子を、黙って見てはいられなかったのかもしれません。

父は打ち 母は抱いて悲しめば 変わる心と子や思うらん」という歌があります。
子どもにしてみれば、厳しく接してくるお父さんと、いつも優しいお母さんでは、自分に向ける心は正反対だと感じます。
しかし、その心の内を覗いてみると、お父さんもお母さんも我が子に幸せになってほしいの思いからしていることと分かります。

反対するのも親心ということなのでしょうね。

お互いに分かってほしい私たち

親と子では立場が違いますから、意見が異なるのも、衝突してしまうのも無理のないことかもしれません。
ただ、親子関係で衝突してしまうのは、お互いに関心をもっているからこそだと思います。
自分のことをわかってほしい、理解してほしいと思うからぶつかってしまうのです。

子どもとしては、親に自分の夢ややりたいことをわかってほしいと思います。
逆に親の立場からすれば、幸せを願って言っている気持ちをわかってほしいと思うのではないでしょうか。

お互いに自分の意見を譲らず、意地を張ってしまうことから親子関係はこじれていくのでしょう。

親子関係の修復に大切なこと

冒頭の男性は、自分が親の立場になってみて、気持ちが理解できるようになったと言われていました。
あれが父なりの支え方だったのだろうと思えるようになったそうです。

親子関係の修復に大切なのは、相手の気持ちを汲み取り、歩み寄ることではないでしょうか
親はなぜ自分のことを理解してくれないのか。
子どもはなぜ言うことを聞いてくれないのか。
その理由を考えてみるのです。

相手の立場を考え、理解しようと努めることで親子関係の修復の第一歩が踏み出せるのではないかと思います。

まとめ

誰にでも意地を張ってしまう我慢という心があります。
特に親子関係では意地を張ってしまいがちですが、お互いに分かってもらいたい思いがあるからこそ衝突するのでしょう。

親が何を思って反対するのか。
子どもが何を思って反発するのか。

相手の立場を理解し、歩み寄ることが親子関係の修復には大切なことなのではないでしょうか。

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わか

わか

チューリップ企画コールセンターのわかと申します。 静岡の温暖な気候の中で育ったせいか、のんびりと構えていることが多く、周囲からはよく「いつも安定しているね」と言われます。 日常の様々な出来事を物語化することが好きです。学生時代、家ではほとんどの時間を机の前で過ごし、ノートに散文を書きためる日々を過ごしていました。そんな小さい頃からの癖で、日常の出来事を無意識に観察していることがあり、見ているうちに周囲の人間関係も客観的に把握することができるようになりました。 今まで見てきた人間関係、自分自身の悩んだ経験や、日々の電話応対の中でのお客様の声などを通して、皆様の悩みに寄り添える記事を書いていきたいと思います!
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