休む罪悪感とおさらば!休む勇気が必要な3つの理由

公開日:
最新日:


こんにちは、こころ寄り添う研究家の九条えみです。

私自身、休むことに過剰に罪悪感を抱いていた時期があったのですが、休む勇気をもつことで結果的に物事が好転するようになった経験があります。

上司も配慮と理解に長けた方で「その仕事だけが、仕事の全てじゃない。他の仕事も大事。出来ることで能力を発揮してもらいたい」と優しい言葉をかけてもらいました。

その一言でとても心が軽くなり、働き方を柔軟にさせてもらったおかげで、力を発揮しやすくなったと思います。

今回は、休む勇気が必要な3つの理由を書いていきます。

①.休む勇気は悪循環を断ち切る

休む勇気が必要ということは、裏を返せば心身ともに休めていないのです。

長時間労働が続き睡眠不足になると、頭がぼーっとし、認知機能が低下します。

その結果、ミスが増えてしまいます。

ミスの後始末のために余計な仕事が増え、さらに労働時間が長くなるという悪循環に陥ります。

ミスが続くと自信喪失にもつながります。

「ミスばかりして自分はやっぱりダメな人間なんだ」

「もっともっと頑張らなくちゃ…」

と自分をどんどん追い込んでしまいます。

心身ともに休めていない時は、極端な考え方になりやすいです。

他人から言われた些細な一言や、何か悪いことが起こると「全てダメ。自分はもういなくてもいい」と極端に考えてしまいやすくなるのです。

そうなると神経ばかりが高ぶって、寝つきが悪くなる、途中で目が覚めてしまうといった症状も現れてきます。

悪循環に陥らないためにも、休む勇気は必要といえましょう。

②.休む勇気で成果が上がる

「休むと仕事が遅れて成果が出なくなるのでは?」と思うかもしれません。

しかし、意外にも休む勇気をもつと成果が上がります。

その理由は主に3つあると考えます。

1.正確に仕事ができる

2.ミスの後始末が無くなり時間のロスが減る

3.思考を要するアイデア出しがしやすくなる

実際に、大富豪と呼ばれるような超一流は休む勇気を持っています。

『超一流、二流、三流の休み方』の著者・新井直之さんは、大富豪、いわば人生の成功者ともいうべき方々の執事をしている方です。その新井さんが、超一流の休み方には共通点があると述べています。

超一流は休暇を優先します。「自分が休みたい日に休む」のです。思うように休みが取れない会社員の方からすれば「非現実的だ」と思うかもしれませんが、たとえば、いまのうちから、来年の夏休み、あるいは年末年始の休みを確定させてスケジュールに組み込んでおけば、休暇を前提に仕事の予定を組むので、仕事に振り回されることがなくなります。(中略)「休暇=仕事から逃れる機会」ではなく「休暇=最高のパフォーマンスを発揮する充電期間」と考えることで、休みへの意識も変わるはずです。

(東洋経済ONLINE 『「超一流」と「一般人」越えられない休み方の差』より)

海外の経営幹部の人たちも、休み方を工夫しています。

日本人の場合、寝ているだけで休暇が終わる、もしくは、家事などに忙殺されて疲れたまま仕事に戻る、というケースも少なくない。「それは、普段から疲れすぎていることが問題です。海外のエグゼクティブは、そもそも疲れを蓄積させません。責任の重い仕事をしている人ほど、こまめに休みます。週末に働くこともなく、毎晩7時間、しっかりと眠ります」(PHPオンライン衆知 「海外の一流の「休み方」は、日本人とどこが違うのか?」より)

無理に無理を重ねて急に会社を休まれるよりも、適度な休みを取り、日頃から心身ともにベストなコンディションで仕事をする方が、自分にも会社にもメリットが多いのではないでしょうか。

③.ライフスタイルの変化が休む勇気を必要にする

現代は科学技術の進化で、変化がとても激しくなっています。

科学技術のそれほど発達していない時代では、人間のスピードと、モノが生み出されて消費されるスピードの調和が取れていたように感じます。

しかし、インターネットなどの普及に伴い、人間のスピードでは追い付かないほど、多くのモノや情報が生み出され、消費される時代になりました。

脳があらゆる情報をキャッチし、心休まる時間が奪われているようにさえ感じます。

日本人は長らく農耕を主として生活してきました。

農業であれば、春から秋頃までは繫忙期ですが、冬は作物が育ちにくいので休む所も多いと聞きます。

つまり、1年のうちに2、3か月間はまとまって落ち着ける時間を取れていたということです。

長い時間をかけて私たちのDNAは、四季の変化に合わせたメリハリのある働き方に慣れていっていたのではないでしょうか

それが、この100年足らずのうちに、生活様式が大変わりしたわけですから、精神病などの今まで耳慣れなかった病気を発症するのも頷ける気がします。

メリハリのある生活を意識することが、変化の速い現代を生きる上で必要になるでしょう

それが、休む勇気が現代人に必要な理由です。

休む勇気を誤解すると痛い目にあう

休む勇気が必要な理由を3つあげました。

それは、休む勇気が持てずに、うつ病を発症したり、過労死や過労自殺まで追い込まれる人たちをメディアでも、また実生活でも見聞きしていたからです。

日本人の国民性は勤勉で真面目と言われるように、休むことに罪悪感を抱いてしまうことも往々にしてあると思います。

ですので、休むことは良い悪いの問題ではなく、必要なことであると伝えたくてこの記事を書きました。

しかしこう書くと、ただ休みさえすれば良い、楽に流れても良い、という印象を与えてしまう不安があります。

ですが、身体は動かさないと、筋肉が落ち、健康を損います。

脳に刺激を与えないと、脳の機能が低下して、物忘れや認知症になったりします。

楽ばかりして働かずにいたら、衣食住の確保は難しいでしょう。

つまり、自分を可愛がりすぎると、余計に自分を苦しめてしまうのです。

これを貝原益軒は『養生訓』でこう書いています。

心は楽しむべし、苦しむべからず。
身は労すべし、やすめ過すべからず。
凡そわが身を愛し過ごすべからず。

健康の秘訣は、心は楽しませ、苦しめてはいけない。身体は動かし、休ませ過ぎてはいけない、と書いています

どこまでが適度な休みで、どこまでが休み過ぎになるかのバランスが難しいところですが、日々、心身ともにメンテナンスは大事ですね。

またその人その人の状況によって、長期の休みを取る必要もあるかと思いますので、異常のあるときは病院を受診することをおすすめします。

まとめ

休む勇気が必要な3つの理由は

1.悪循環を断ち切る

2.成果が上がる

3.ライフスタイルの変化

にあります。

心身に不調をきたすほど休めていない場合は、休む勇気をもってメンテナンスに力を入れるべきでしょう。

しかし、身体を休ませすぎるのも、かえって疲労が蓄積したり、身体が衰えたりします。

また休むこと=楽に流れることだと思うと、危ないです。

楽ばかりして働かずにいたら、生活がたちゆかなくなるからです。

バランスを取りながら、毎日のメンテナンスをしていくことが心身の健康につながります。

さて、休む勇気を持ちたいと思っても、人目を気にして休むことに罪悪感を抱く人もあると思います。

次の記事では、罪悪感を和らげる考え方を3つご紹介しています。

「休む勇気があなたを守る|休むことに罪悪感を抱いてしまう方へ」

休む勇気があなたを守る|休むことに罪悪感を抱いてしまう方へ

The following two tabs change content below.
九条えみ

九条えみ

チューリップ企画では、『月刊なぜ生きる』お客様サポートおよびウェブでの情報発信を担当しています。仏教を学んで約10年。仏教の視点からお悩み解消のヒントをご紹介できればと思います。
心が穏やかになった人へ
心が穏やかになった人へ

おすすめの記事