「欠点のある自分はダメだ」と諦めないで|欠点が生み出す成功もある

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こんにちは。こころの悩みサポーターのこうへいです。
以前自信を喪失して落ち込んだ時の考え方|自分を知り向上する機会にの記事で、自信を喪失した時は、自分の悪い点を知り、向上する貴重な機会だと書きました。
ちょうどその記事を書いていた時(正確には休憩のために廊下を歩いていた時)に、ある人に私の悪い癖を教えてもらいました。
言われた時は、ちょっとショックを受けました。
しかし実は10年ほど前にも同じことを別の人から言われたことがありました。
その時は意識して直したつもりでしたが、直っていなかったのです。
その間、どれだけ多くの人に変だなと思われていたかと思うと、今回こうして教えてもらったことは有難いことだと思いました。
そこで今回は、自分の欠点や悪い癖が分かった時の考え方についてです。

欠点があるからダメなのではなく、欠点があるから成功する

自分の欠点や悪い癖が分かった時は、つらい気持ちになります。
特に簡単には直せないのではないかと思うとき、そして自分が目指すものに致命的な欠点だと思われるときには大変なショックを受けるのではないでしょうか。
こんな欠点を持った自分はダメなんだと夢や目標を諦めようかと思う人もあると思います。
また自分の欠点から目を背け、見ないようにしてしまう人も多いかもしれません。
ところが自分の欠点や癖を知り、その欠点と向き合うことで、名を成した人があります。

欠点が昭和の大横綱を生み出した

2016年に膵臓がんで亡くなられた元横綱の千代の富士(本名・秋元貢さん)は、幕内優勝31回(歴代3位)、通算勝利数1045勝(歴代2位)を数え、昭和最後の大横綱と言われています。
千代の富士は肩を脱臼しやすい脱臼癖を抱えており、実際に何度も脱臼を繰り返していました。
相撲に限らず、スポーツ選手にとって脱臼しやすいというのは、大きな欠点だと言われます。
こんな状態になったら相撲取りを辞めようかと考える人も多いと思います。
千代の富士は、腕や肩、そして全身の筋肉を鍛え、筋肉の鎧を身にまとうことで、脱臼癖の克服を目指しました。
そしてこれまで小柄なのに大きな相手を懐に引っ張り込む、体格に合わない大きな相撲を取っていたのを、体格にマッチした取り口に変化させました。
これらのことにより、鍛え抜かれた肉体で白星を積み重ね、千代の富士は大横綱と呼ばれるようになりました。
「脱臼が千代の富士という大横綱を生んだ」と言う人もあるそうです。

王さんの一本足打法は欠点から生まれた

世界のホームラン王と言われるのが、王貞治さんです。
世界記録の通算ホームラン868本は現在もまだ破られていません。
高校野球の通算ホームラン記録を更新した清宮選手がプロ野球に入る時に、この868本を目標に挙げたことでも話題になりました。
王貞治さんは早稲田実業高校から大変な期待をされて、巨人に入団しました。
ところが、期待ほどの活躍がなかなかできずに、伸び悩んでいました。
当時、打撃コーチだった荒川博さんは、王さんには打つときに手をくるっと回す癖があることを見抜きました。
そのために、バットをボールに向かって最短距離で振り下ろすことができず、振り遅れてしまっていたのです。
その癖を直すことが難しいと知って、王さんは荒川コーチと二人三脚で一本足打法に取り組みました。
そして一本足打法によって、王さんは多くのホームラン放ち、世界のホームラン王と呼ばれています。

まとめ

自分の致命的と思える欠点が分かったら、自分はもうダメだと落ち込んでしまうかもしれません。
しかし自分の欠点を見つめ、その欠点を乗り越えることで、大きく成長することができます。
自分はダメだとあきらめる前に、成長のチャンスと捉えたいものです。

自分の欠点や短所を知ることでワンランク上の私になれます。
こちらの記事もおススメです。
ワンランク上の自分になるには?ワンランク上の近道は「短所」にあり

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こうへい

チューリップ企画で動画制作を担当しています。 大学生のときに同じことの繰り返しの毎日にどんな意味があるのかと悩みました。しかも友人に相談しても分かってくれる人がなかったことが大きな苦しみでした。 その時に読んだ仏典の言葉に励まされました。その後、講演会の運営の手伝いをする機会があり、さまざまな悩みを持って参加した多くの人たちの声を聞かせてもらいました。私も学びながら、皆さんの悩みに寄り添っていける情報を発信していけたらと思っています。
心が穏やかになった人へ
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