勉強する環境によって勉強成果は何倍も変わる(2)
勉強する環境によって勉強成果は何倍も変わる(2)
~ 勉強内容に適した勉強する環境を ~
勉強といいましても、私は、以下のような掛け算で考えています。
(勉強成果)=(勉強時間)×(勉強密度)
今まで、以下の2つについて、説明してきました。
1.勉強時間を増やす前に、勉強密度を上げてみましょう
2.忙しい人でも勉強時間を確保する方法
今回から、1と2を進める上で、大事な「勉強する環境」について、説明したいと思います。
「勉強の切り替え」をスムーズにする為に誘惑のない場所へ
どんな好きなことでも、続けていると、疲れて、集中力が落ちてしまいます。
そんな時は、同じ勉強を続けるのではなく、違う分野の勉強に切り替えるのが、一番望ましいです。
疲れた時に「気晴らし」をするのではなく、「勉強の切り替え」ができるかどうかがポイントです。
一度、気晴らしといって、休んでしまうと、再び勉強に取り掛かるのが大変です。
一度、テレビの電源をつけてしまうと、なかなか消せません。
一度、マンガを読み始めると、なかなか閉じられません。
一度、ゲームを始めると、なかなかやめられません。
一度、眠ってしまうと、なかなか起きられません。
これらの誘惑に打ち克つ強い精神力をもっている人ならよいのですが、簡単に、誘惑の虜となってしまう私のようなものは、誘惑がやってこない場所で、勉強するしかありません。
誘惑に負けず、違う分野の勉強に切り替えやすくするには、誘惑の来ない環境で、勉強するのが大事になります。
図書館で刺激を受ける
では、自分の部屋から何もなくせばよいのか。
それよりも、自分がいい意味で刺激を受ける環境を考えた方がよいです。
学生の時でしたら、図書館で勉強された方も多いと思います。私もそうでした。
図書館で周囲がカリカリ勉強していれば、自分も負けてはおれない、いつの間にか勉強に力が入ります。
専門学校は休まない
社会人の方で、資格取得の為、専門学校に通われている方でしたら、専門学校という環境を用意されていると思います。
ところが、せっかく、お金を出して、専門学校という環境を用意しても、前日、遅くまで起きていたり、仕事で体が疲れていたりすると、授業・講義に出るのが、面倒くさくなります。
それで「あとから教科書・教材を読めばいいだろう」と思ってしまいやすいです。
★この誘惑に勝てるかどうかがポイントです。
1回、そんな理由で休んでしまうと、2回、3回と休んでしまいます。
最初は、あとから教科書・教材を読んでいたかもしれませんが、やがて、いつも後回しになって、かなりたまってしまいます。
そうなったら、もう読もうという気持ちは失せてしまいます。
実際、社会人で忙しくなると、あとから勉強する時間をとることは難しいです。
たとえ疲れていて、授業・講義中にうたた寝をしてしまうことがあっても、耳に入ってくる言葉、黒板に何度も書かれた記憶のある数式、また、授業・講義の雰囲気、教室の空気、そんなわずかなことでも、「ちりも積もれば山となる」で、その蓄積が、やがて大きな結果に結びつくことになります。
同じ勉強する時間を作り出すのならば、専門学校の講義に出る時間を優先させた方がよいでしょう。
専門学校で刺激を受ける
私は、集中して勉強する時間をとるために、講義に通いました。
資格の専門学校へ行くと、大変、刺激を受けます。
私も初めて行った時に「自分と同じ社会人で、こんなに熱心に勉強している人がたくさんいたとは」と、刺激を受けたことを今でも覚えています。
まとめ
勉強する環境を選ぶことにより、
・気晴らしに誘惑されない環境のため、気晴らしの誘惑されることなく、勉強できます。
・他の人が勉強している環境だと、自分一人で勉強するよりも、自分も負けておれないと名誉欲を刺激して勉強できます。
(関連)
→ 勉強法って何?知らないと損する目からウロコの勉強法(1)
あさだ よしあき
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